Appleの新型iPhone【iPhone X】の予約開始まであと1週間を切りました。製造が難しく全く生産が追いついていないという情報がある中で、著名なKGI証券のアナリストMing-Chi Kuo(郭明錤)氏はレポートで、この新しい有機ELディスプレイを搭載したiPhoneの製造に関して「最悪の時期はもうすぐ過ぎ去る」としています。 Ming-Chi Kuo氏のレポートによれば、【iPhone X】の製造には3つの製造の難関、いわゆる「ボトルネック」があるとされています。 そのうち最大の生産の障碍となっているのは、アンテナ部分のフレキ基板(FPCB)で、原因はその複雑性が高まったことと、当初このフレキ基板のサプライヤーとして決まっていた村田製作所がその品質規格を満たすことができなかったからということです。 アンテナ部分のフレキ基板には特殊な材料・設計・生産技術・設備及び試験が必要となって