ブルームバーグが昨日、EUがAppleに対して行っている租税回避行為に対する調査が終了すると、Appleは80億米ドル=約9,370億円とまさに1兆円近い追徴課税をEUに支払わなければならないかもしれないと報じている。 2014年6月、EUはAppleのアイルランドでの税務問題について調査を開始した。9月にEUは初歩的な調査結果を発表した時には、アイルランド政府がAppleの税収に対して優遇したことが、不法な政府補填にあたるとしていた。現在、EUはAppleに対して更に踏み込んだ調査を進めている。 EUがアイルランド政府に宛てた手紙の中で、調査は既に”初歩的”な結論が出ており、アイルランドとAppleの間の税収協議は政府による補填にあたり、これがEUの関連法規違反の疑いがあるとされている。EU委員会は、Appleがアイルランドで行っていた各種の操作によって、同社にとって有利な会計方法によっ