AppleとFBIの確執の直接的な原因とは 昨年12月のテロ事件はアメリカのカリフォルニア州サンバーナーディーノ市で発生したが、現在はそれがシリコンバレー全体に影響が拡がっている。Appleがアメリカ政府とFBIを相手取って争っているのは、その主な直接的な原因は2014年にAppleが実行した一つのポリシーによるものだ。それは、その年にリリースされたiOS 8から、Appleはデバイス全体のデータを暗号化したのだ。 スティーブ・ジョブズの時代からプライバシーの保護についてはAppleは非常に厳しかった しかし、AppleがiOS 8で暗号化技術を採用したのは、Appleの現CEO、ティム・クック(Tim Cook)が初めて唱えた方針によるものではない。実はあのスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)がCEOだった時代から、デバイスのプライバシー保護の基調となる方針は決まっていたのだ。
![AppleとFBIの確執問題のきっかけは、スティーブ・ジョブズの方針によるものだった](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c81f87fa532b71a717b404cb18916124997381bc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxiaolongchakan.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F02%2FSteve-Jobs_Walt-Mossberg-700x472.jpg)