第二次安倍内閣が昨年12月26日に成立して半年が経過した。昨年12月16日の衆院選前に1万円を下回っていた株価は1万4,000円台で推移し、83円台であったドル/円レートは100円近辺で推移している。5月23日以降株価は下落し円高が進んだ。だが第二次安倍内閣発足時と現在を比較すると株高・円安が進んだことは明らかである。 株価や為替レート以外の経済指標はどうか。昨年12月と直近時点(5月)の内閣府「景気動向指数」を構成する指標の動きを比較すると、株価の上昇や投資環境の改善、消費者マインドの改善、最終消費財の在庫率の低下といった動きが顕著であり、企業の営業利益は改善し、生産や出荷が増加し、所定外労働時間が増えている。消費も増えている。 2013年1-3月期の実質GDP成長率は前期比年率4.1%と1年ぶりの高成長だった。ESPフォーキャスト調査(2013年7月11日)によると、2013年4-6月
橋下徹大阪市長の発言「慰安婦は必要だった」が引き金となって、あらためて、内外で、慰安婦問題に対する批判と憂慮が高まっています。各国メディアの日本報道が橋下発言を辛辣に紹介・解説するいっぽう、国連の社会権規約委員会は5月21日、日本政府に対して、慰安婦を「売春婦だ」と侮辱するヘイトスピーチ(憎悪表現)を繰り返す国内の排外主義的グループの行動に関して状況改善を求めました。 私も現下の状況を深く憂慮しています。なぜならば、橋下氏はいうまでもなく、石原慎太郎元都知事、一部の国会議員が、慰安婦と慰安婦問題についての日本政府の公式見解を逸脱する発言をくりかえしており、そのことが人目をはばからない被害者への侮辱の素地のひとつになっているからです。 さまざまな歴史問題について、日本政府の公式見解やこれまでの施策は、内外を問わず、一定の評価を受けるいっぽう強い批判も受けてきました。この論稿では、慰安婦問題の
篠原 進氏(青山学院大学教授)による投稿を掲載いたします。 先日発行された、『日本文学』VOL61(2012.10)に掲載された、木越俊介氏「西鶴に束になってかかるには」に対し、【西鶴研究をより活性化するためには、その挑発に応えることも必要かと判断し、拙文をしたためました】という趣旨です。 以下、テキストを掲載いたしましたが、ルビは括弧に入れ、傍点は斜体にする処理を施しています。ですのでPDFもアップいたしました。以下でご覧下さい。 http://kasamashoin.jp/saikakurepository/20121024sinohara.pdf ■反応まとめ 木越俊介氏が発端となってはじまったやりとりは、以下に続いています。 随時更新していくつもりです。 ○篠原進氏のスピード反論(忘却散人ブログ) ○西鶴の政治性(閑山子余録) ○西鶴の政治性 続 (閑山子余録) ○応答の途(THI
アフロ・レア・グルーヴ専門レーベル“アナログ・アフリカ”が 独自の視点で作り上げた“コロンビア音楽アンソロジー” これまでアフリカのレアな音源を中心に、知られざるグルーヴィーなサウンドを紹介してきたドイツのレーベル“アナログ・アフリカ”から、今年2作目となるアルバムが登場。今回はアフリカ大陸から大西洋を越え、南米大陸の国コロンビアの様々な音楽をアナログ・アフリカならではの視点で紹介する編集盤を作り上げてくれました。 アナログ・アフリカがコロンビア音楽を紹介するのは、一昨年にリリースしたアニーバル・ベラスケス『マンボ・ロコ』(AAR-7012)以来これが2度目。その特徴的な地形から、様々な音楽が渦巻くコロンビアにおいて、アフリカ大陸からの影響も大きいことは、同国を代表する音楽クンビアのファンの方であればご存知のことでしょう。そんな部分に惹かれた同レーベルのプロデューサー、サミー・ベン・レジェ
台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業傘下の富士康科技集団(フォックスコン)は、アップルをはじめ多くの大手ハイテク企業に重要な部品を供給している電子機器メーカー。9月24日、中国・山西省太原にある同社の工場で、従業員と警備員の小競り合いが大規模な暴動に発展。多くの怪我人が出て、操業が一時停止する事態に陥った。 アメリカで話題の過激な左派系ウェブ雑誌「ジャコバン」は、近年の中国の労働争議について興味深い視点を提供している。その指摘は、今回の暴動を読み解くカギになる。 現代中国の状況は構造的な意味で、欧米の労働運動の全盛期と似通っている。急激な産業化が進むなか、中国の工場労働者の賃金上昇率は、彼らがもたらす生産性の上昇率より低く抑えられている(大雑把な言い方をすれば、中国の農業従事者の賃金と生産性が非常に低いため、それに引きずられて工場労働者の賃金も十分に上がらない)。 そのため、企業には思いがけない
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