http://www.nagaokaut.ac.jp/j/gakubu/bgmokuji.html 大学の先生が推薦図書をあげるというと、妙に「人文系」してしまって、本人達は「古典」みたいなのを並べたつもりでいるのだけれど、3位に『ゲーデル、エッシャー、バッハ』みたいなクズ本が混じったり、生物系ではブラック・リストに載せるべきスティーブン・グールドまで10位に入ったり、それどころか1位が『カラマーゾフの兄弟』だったりして「文学年齢」が10代で止まってる連中のそれはそれは多いことを表立たせて、なんともやり切れない気分になるが、今回紹介するものは、ちょっと違う。 話は少し迂回する。 まだ無線通信が知られない1873年、フェルディナント・ブラウンという科学者(電位計やオシログラフ、そしてブラウン管などを発明してる)が鉱石の単偏導性を発見した。 さまざまな天然・人工の金属硫化物や鉱物の結晶で、電流