【佐野】市役所にある5台の自動販売機の設置料として、売上額の何%を納めるかを競う条件付き一般競争入札を市が行ったところ、平均で49・9%を支払う高額の結果で落札されたことが14日、分かった。率による自販機設置の入札は県内自治体で初めて。昨年の売り上げ実績を基に試算すると市の収入は94倍にもなる見込みで、担当者も驚きを隠せない様子だ。 地方自治法の改正に伴い県内でも自販機設置に入札を導入する自治体が増えているが、1台につき何円という「額」で入札するのが常だった。 市の施設にある自販機は約130台。うち5台で試行するに当たり、民間では一般的な、売り上げに対する「率」を採用。13日に入札を行ったところ、本庁舎1階にある自販機の59・0%を最高に、田沼庁舎の33・0%まで、高い数値を示した業者がそれぞれ落札した。設置期間は11月〜2013年3月。 市行政財産使用条例に基づき、市が09年度に5