今年5月、米ミネソタ州で黒人のジョージ・フロイドさんが白人警官に暴行され死亡しました。この事件をきっかけに、「ブラック・ライブズ・マター」(BLM)(直訳すれば「黒人の命は大事」)という言葉を掲げた黒人への暴力に抗議するデモが全米、そして世界中へと拡大しました。 BLMが拡大した背景には、以前から警察による非武装の黒人への暴行事件が続いており、しかも加害者の警官が罪に問われなかったこと、政治家によるヘイトスピーチ(差別や排外主義をあおる言動)、警官だけでない私人による黒人へのヘイトクライム(特定の人種・民族やセクシャルマイノリティに対する差別に基づく犯罪行為)が繰り返されるなど「黒人の生活や命がないがしろにされている」状況がありました。 こうした根深く構造的な差別の存在に対したまりにたまった抗議の声が、フロイドさんの暴行死を発火点に燃え広がったと言えます。 以下では、こうしたヘイトスピーチ
![マイノリティが日々傷ついている「無意識の差別」の正体(丸一 俊介) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/821d743e68929a78fbb74f0fa008c9319c7c2bbd/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fb%2Fb%2F1200m%2Fimg_bb573a4dc531f29c39d70aec23c56c7250192.jpg)