アメリカでは、アジア系の住民を狙ったとみられる暴力事件が深刻化していて、メディアは、人種の偏見に基づくヘイトクライムが増加していると伝えています。こうした中、ロサンゼルスでは大規模な抗議集会が開かれ、市民が早急な対策を訴えました。 アメリカ ロサンゼルスの中心部にある日本人街、リトル・トーキョーで13日に行われた抗議集会には、アジア系の住民を中心に1000人以上が参加しました。 集会では、去年2月に地下鉄で知らない男から差別的なことばで侮辱されたというタイ系アメリカ人の女性が登壇し「悪夢のような夜だった。車内にいたアジア系は私だけで、周りに助けを求めたが、誰も目を合わせてくれなかった」と振り返り、問題の深刻さを訴えました。 参加者たちは「人種差別による暴力はやめよう」などと書かれたプラカードを掲げて、連帯の意思を示し、早急な対策を訴えました。 カリフォルニア州立大学サンバーナーディーノ校の