アプリケーション本体や自動テストを実行するのに必要なgemは、開発者全員が同じものをインストールするべきだ。しかし、pry-*などの開発支援系のgemについては、開発者全員が同じものを使う必要はないのではないか1。 Bundlerの作法に従うと、自分が使いたい開発支援系のgemとGemfileに登録されているgemが食い違っている場合には、Gemfileを編集してbundle installすることになる。この操作を複数のプロジェクトで繰り返すのは面倒だ。また、自分好みの設定は手元だけで使いたいこともあるだろう。GemfileやGemfile.lockをVCSで管理しているときには、誤って変更をコミットしないように気をつけなければならない。 ここでは主に、bundle exec --によるgemのバージョン固定の恩恵を受けながら、特定のgemだけはGemfileに登録せずに使う方法について