大阪メトロ御堂筋線の梅田駅で、電車に乗り込む通勤客ら=2020年5月18日午前8時6分、大阪市北区、金居達朗撮影 出典: 朝日新聞 ホームでの「見慣れた」怒号 通勤という「意義深い行為」 「上司らしさ」が保てない人々 新型コロナウイルスによってテレワークが進んだ一方、緊急事態宣言が解けると何事もなかったかのような通勤風景が戻る場面も見られます。通勤文化を揺さぶるかのように見えたコロナ禍ですが、結局、浮き彫りにされたのは会社に行くことでアイデンティティーを保っていた「会社人間」の存在感だったのかもしれません。会社以外に寄りどこがない人と、会社に頼らず豊かなコミュニティーを築ける人との間に広がる「関係財」の格差について、批評家の真鍋厚さんにつづってもらいました。 ホームでの「見慣れた」怒号 緊急事態宣言が解除された直後のことです。都心の乗換駅のホームで争う2人を見ました。 「おまえがぶつかって