先日、仕事の所用で東京の僻地を訪れた。 普段は電車移動がメインなんだけど、今回は珍しくバスを利用することに。 駅前のバス乗り場に立ち、どのバスに乗ればいいのか戸惑いつつ、目的地へ向かうバスに乗り込んだ。 走り出すとバスの中は意外と快適で、座席に座ってスマホいじりながら、窓の外の景色をぼんやり眺めていた。 しばらくすると、車内アナウンスが流れ始めた。 「次は~」とだけアナウンスされたとき。停留所の名前がアナウンスされる前のことだった。 「ピンポーン!」トマリマスと降車ボタンが鳴った。 えっ!?驚いてしまって、私は心の中で思わず叫んだ。 「っておぃいいいいい!!早押しクイズかよぉおお!」 まるでクイズ番組のボタンを押すみたいな早さ。だって停留所の名前がアナウンスされる前だよ? 郊外のバスって、そんなに降車ボタンを押すタイミング早いの!!? その後も観察していると、乗客全員降車ボタンを押すタイミ