8月10日、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の田中富広会長は、日本外国特派員協会で記者会見をおこなった。安倍晋三元首相の銃撃事件で容疑者が語った動機から、旧統一教会に注目が集まって以降、霊感商法や多額の献金、政治との癒着など、多くの問題が明るみに出たことを受け、冒頭で田中会長は謝罪の言葉を述べた。 【写真あり】仲正昌樹教授 一方、メディア報道により、過剰取材だけでなく、脅迫電話がかかってきたり、子供がいじめられたり、会社で退職を迫られたりなど、全国の信者に被害が及んでいる現状を訴えた。また、霊感商法は過去も現在もおこなったことはなく、正体を隠すために世界平和統一家庭連合に名称を変更したわけでもないと、世間の批判に対して反論した。 滔々と見解を述べる田中会長は、定められていた制限時間を優に超え、進行役のビデオジャーナリスト・神保哲生氏に「田中会長、そろそろスピーチを終わりに」と注意されると