2007年に本格的な普及期を迎える「おサイフケータイ」。これを活用することで,企業の販売戦略やマーケティング戦略が一変する可能性がある。既に先進ユーザーでは導入が始まっており,小売業では一人ひとりの顧客に最適化したマーケティング手法の実施,広告業では顧客の行動特性の評価などおサイフケータイだからこそ実現できる成果が見えてきた。また,導入コストを下げるASPサービスが登場し,中小企業にも導入しやすい状況が整ってきた。
2007年に本格的な普及期を迎える「おサイフケータイ」。これを活用することで,企業の販売戦略やマーケティング戦略が一変する可能性がある。既に先進ユーザーでは導入が始まっており,小売業では一人ひとりの顧客に最適化したマーケティング手法の実施,広告業では顧客の行動特性の評価などおサイフケータイだからこそ実現できる成果が見えてきた。また,導入コストを下げるASPサービスが登場し,中小企業にも導入しやすい状況が整ってきた。
NECは9月27日、1台で複数の電子マネーやモバイルクレジット決済に対応する汎用リーダー/ライターを開発すると発表した。当初はEdy、Suica、iD、QUICPay、Smartplus、Visa Touchに対応し、他の決済サービスや電子マーケティング事業者とも順次対応について検討を進めるとしている。 リーダー/ライターには、あとからオンライン経由でさまざまな電子決済アプリケーションを追加することも可能。導入する企業は各決済サービスの普及率や利用動向にあわせて決済サービスを追加することができる。 NECは2006年末をめどに、汎用リーダー/ライターの開発を完了する予定で、すでにサークルKサンクスとローソンへの導入が決まっている。同社では今後、コンビニエンスストアやファストフード、ファミリーレストランなどへの導入を推進したい考えだ。 現状、電子マネーやモバイルクレジットサービス向けのリーダ
2006年 9月27日 日本電気株式会社 日本電気株式会社(以下NEC、代表取締役 執行役員社長 矢野 薫)はこのたび、FeliCaを活用した電子マネーやモバイルクレジット、電子ポイント・クーポン等、複数の電子決済サービスへの対応が可能で、オンラインにより各種電子マネーやモバイルクレジットサービスを自由に追加・変更可能な流通・サービス業向け汎用リーダライタ・システムを開発いたします。 流通・サービス業向け汎用リーダライタ・システムは、2006年末を目処に開発を完了する予定であります。このシステムは、株式会社サークルKサンクス及び株式会社ローソン(以上50音順)での導入が決定しており、NECでは今後、他のコンビニエンス・ストアやファーストフード、ファミリーレストラン等の流通・サービス事業者に対して、積極的に採用を働きかけていく予定です。 汎用リーダライタ・システムで利用可能な電子決済サービス
ローソンで導入される共用型リーダーライター NECは、おサイフケータイなどのFeliCaを使った複数の電子決済サービスに対応する共用型の非接触ICカードリーダーライターを2006年末にも開発する。 同社が開発するリーダーライターは、Edy、Suica、iD、QUICPay、Smartplus、Visa Touchの6つの非接触ICサービスをサポートする共用タイプとなり、POS端末内蔵型と外付け型が用意される予定。複数の電子決済アプリケーションをネット経由で後から追加できる。 なお、今回のシステムは、コンビニ大手のサークルKサンクス、およびローソンで導入が決定している。NECでは今後、他のコンビニエンスストアやファーストフード、ファミリーレストランなど、流通・サービス事業者に展開していきたい考え。 非接触IC「FeliCa」を使った電子マネーやクレジット決済、クーポンは、おサイフケータイやカ
■ おサイフケータイのクレジットカードサービス 電子マネーや会員証、ポイントカードなど、さまざまなサービスが提供されている「おサイフケータイ」。なかでも今年に入り、クレジットカードサービスが注目を集めている。今回はおサイフケータイのクレジットカードサービスについて、考えてみよう。 ■ 多岐に拡がるおサイフケータイのサービス ケータイに非接触ICカード「FeliCa」を搭載した「おサイフケータイ」のサービスが開始されて、早いもので、すでに2年が経過した。「ケータイに財布の機能を入れるなんて……」という声も数多く聞かれたが、対応機種が増えたこともあり、着実に利用者は増えている。当初はNTTドコモの「iモード FeliCa」だけだったが、2005年9月にauが「EZ FeliCa」、同年11月にボーダフォンが「Vodafone live! FeliCa」のサービスを開始し、各社とも「おサイフケー
9月7日、三井住友カードとNTTドコモは、ドコモのおサイフケータイで利用できるクレジット決済方式「iD」を、2007年1月よりクレジット一体型カードに対応させると発表した(9月7日の記事参照)。これはクレジットカードにFeliCaチップを内蔵し、iDの機能を搭載するもの。ユーザーはこの新たな一体型カードをiD対応リーダー/ライターにかざすだけで、簡単にクレジット決済を行うことができる。 今回の施策の狙いは、利用者の裾野を広げて、ユーザー数を一気に増加させることだ。三井住友カードでは2007年1月から新規発行するすべてのクレジットカードにiD機能を搭載する方針である。 「基本的にはプロパーカード、法人カード、提携カードすべてを対象にしていきたい。現在、iD対応をしていない一部の提携カードについても、現在、提携先と(iD内蔵化の)話し合いをさせていただいている」(三井住友カード企画部広報室)
8月30日、ローソンが、iD、Edy、SuicaなどFeliCaを利用する複数の決済方式に対応できるマルチ端末を、2007年3月末までに全店舗に設置すると発表した(8月30日の記事参照)。12月初旬からiDに対応し、2007年3月にはEdy、Suicaなど複数の電子決済方式への対応を開始することを目指すという。 FeliCa決済方式はこれまで乱立状態が続いており、電子マネーとクレジット決済ともに自社方式を採用する加盟店の拡大に務めてきた。しかし、ここにきてそのシェア争いに風向きの変化が起き始めている。加盟店側が、複数のFeliCa決済の乱立を強く嫌忌しており、コンビニ業界を中心に「複数方式への対応」の流れが加速し始めた。既報のとおり、セブン&ホールディングスが全方式対応のマルチ端末型リーダー/ライターの導入を表明(5月19日の記事参照)。ファミリーマートもEdy/iD共用端末を採用する模様
新局面に突入する電子マネー市場:生活経済におけるデジタル諸相2[貨幣のデジタル化とデジタルエコノミー] 第1回(1/2 ページ) 「Edy」や「Suica」などに加え、「iD」といったように、貨幣(マネー)のデジタル化は徐々に進んでいる。果たして、電子マネー市場は今、どんな状況にあるのだろうか。 最近「電子マネー」というキーワードが再び注目を集めている。人々の視線が注がれるその先には、ICカード、そして携帯電話の存在がある。 第3のマネー台頭で市場拡大か ICカードには、ビットワレットの「Edy」とJR東日本の「Suica」がある。両者を合わせた発行枚数は既に3000万枚を超えており、利用件数もほぼ同様のペースで拡大しているという(下グラフ1参照)。利用が急拡大し始めた背景には、カードそのものやシステムの技術的完成度に一定のめどがつき、両社がそれを事業として本格化させて、利用できる店舗など
使い勝手で優れるプリペイド方式の電子マネー!今年は、電子マネー競争元年といわれています。駅の構内やコンビニで、様々なタイプの電子マネーをみかけるようになりました。 その代表は、Edy、Suicaでしょう。Edyは01年から発行されており、入会金・年会費無料で買い物に利用できます。Suicaも01年に発行されましたが、こちらはもともとIC乗車券でJR東日本の電車に乗るために開発されたものです。04年には駅構内のコンビニなどでの買い物も可能になりました。どちらもすでに1500万枚以上発行され、すっかり市民生活に溶け込んでいます。07年春にはセブン&アイ・ホールディングスも同じ方式の電子マネー「ナナコ」を発行する予定といわれその輪はさらに広がりそうです。 Edy−最も早く普及したプリペイド方式!Edyは、ソニーの関連会社のビットワレットが2001年にスタートしました。上限5万円までならチャージす
道路公団民営化と、iモードビジネスモデルの関係とは?――西日本高速道路 :Interview: (1/3 ページ) ロードサイド決済市場の中でも、少額分野の取り扱いが多い、高速道路上のSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)。4月1日に西日本高速道路と西日本高速道路サービス・ホールディングスは、九州エリアのSA・PAの53カ所を使ったFeliCa決済実験を開始(4月4日の記事参照)。5月18日には中日本高速道路が東名・名神、中央道などへのEdy採用を決定するなど、にわかにこの分野の動きが活発になっている。 高速道路会社はFeliCa決済をどのように見ているのだろうか。今日の時事日想は特別編として、西日本高速道路関連事業本部関連事業部開発担当部長の鈴木卓氏にインタビューを行い、高速道路ビジネスの現状と、FeliCa決済に対する見方を聞いた。 Edyに注目したきっかけは、クレジットカー
サークルKサンクスとJCBは、非接触IC対応の決済サービス「QUICPay」の導入について基本合意に達したと発表した。またサークルKサンクスではUFJニコスとも提携し、「Smartplus」の導入についても合意に達した。これにより2007年秋を目処にサークルKサンクス全店で順次、QUICPayとSmartplusが導入される。 「QUICPay」は、非接触IC対応のポストペイ型決済サービス。専用アプリをダウンロードすることで、おサイフケータイでも利用でき、JCBのほかトヨタファイナンスでもQUICPayの利用が申し込める。またQUICPayは、JCBやKDDI、ボーダフォンなどが参画する「モバイル決済推進協議会」が推奨する決済方式となっている。JCBでは、「QUICPayは、2008年までに500万人のユーザーと加盟店10万店の達成を目指す」としている。 一方、「Smartplus」は、U
サークルKサンクスは5月8日、非接触ICを利用した少額決済サービス「QUICPay」と「スマートプラス」の導入について合意したことを発表した。2007年秋を目処に、全国のサークルK(3013店、2006年3月末現在)とサンクス(3301店、2006年3月末現在)でQUICPayやスマートプラスを使って決済が行えるようになる見込み。 NEC製の汎用FeliCaリーダー/ライターを導入 QUICPay、スマートプラスはどちらも、FeliCaを利用したクレジット決済サービス。クレジットカードの子カードとして発行されるプラスチックカード、あるいは対応アプリをダウンロードしたおサイフケータイで利用できる。QUICPayはJCBが、スマートプラスはUFJニコスが開発・推進しているシステムだ。 サークルKサンクスでは全店で電子マネーEdyを導入済み。QUICPayとスマートプラスの導入に際しては、Edy
携帯電話を“かざすだけ”で使える手軽さ、すばやさが魅力のおサイフケータイ。2004年6月のスタート時にはドコモのみのサービスだったが、今や3キャリアが対応し、使える場所もユーザーも徐々に増えてきている。ITmediaでも何度も取り上げているように、電子マネーだけでなく、クレジットサービス、交通チケットなど、その使い道はさまざまだ。 おサイフケータイについて、記事を読んだり、話を聞いたりすることは多くても、実際には利用したことがない、という人も多いのでは。また、プリインストールされている「Edy」は使ったことがあっても、その他のサービスはまだ……という人も多いかもしれない。 5月17日に発売になった「安心・簡単・お得 おサイフケータイをはじめよう!」(メディア・テック出版)は、現在利用できるおサイフケータイ関連をサービスをほとんど網羅した書籍だ。著者は、ITmedia +Dモバイルでも記事を
端末にかざすだけで手軽に支払いができる携帯電話決済。便利なサービスで ある一方で気になるのは安全面。いくら「電子マネー」とはいえ、「お金」で あることには変わりない。紛失したり盗難にあった際、「お金」はどうなって しまうのか? また機種変更の際どうやって「お金」を移すのか? セキュリテ ィ対応など、意外に知らないサービスの側面について各社の対応をまとめた。 ●盗まれたり紛失したりしたら「電子マネー」はどうなるの? 「おサイフケータイ」利用者にとって心配なのが盗難や紛失。しかし、決済 サービス各社に対応をたずねたところ、提供会社ごとに対応はまちまち。自分 の使うサービスでは、どこまで対応してもらえるものなのか、あらかじめ知っ ておきたい。 【図と記事詳細はこちら】
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く