こんにちは、西友の富永です。 最近、駅前などのコインパーキングで「平日であれば、駐車した日の24時までにクルマを出せば最大xxx円」というような値付けが頻繁に見られます。 例えば、通常の料金体系は30分200円のところ、24時までに出庫すれば1日1000円、というような値付けですと、2.5時間分の料金でその日のうちなら止め放題ということになり、止めた時間に比例して料金がかさんでいくコインパーキング本来の従量制料金体系が大きく覆るやり方といえます。 しかし、駐車料金以外に特段収入源があるとも思われないコインパーキングのビジネスでは、こうした値付けは自ら収益を小さくしてしまう行為なのではないかと思われます。この背後にどのような戦略があるのか、本稿ではこのようなプライシングを考察してみたいと思います。 「変動する需要に応える供給と値付け」という考え方 駐車場から得られる収益には限界があります。
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