ネコ好き、読書好き、美術館・博物館・お寺巡り好き 手作り製本・ブックカバーにこだわるshinacchiのブログです 広隆寺弥勒菩薩半跏思惟像(宝冠弥勒)。 いろいろとエピソードの多い像である。 ・国宝第一号 ・京大生がその余りの美しさに、像に触れ、右手薬指を折ってしまった。 ・ドイツの哲学者カール・ヤスパースがこの像を「人間実存の最高の姿」を表したものと激賞した。 ・韓国ソウルの韓国国立中央博物館に非常に良く似たブロンズ像(韓国国宝第83号)がある。 等々。 ライバル関係にある?中宮寺の菩薩半跏像には、この種のエピソードがほとんど無いのと対照的である。 ま、4番目の韓国国宝第83号の像との類似以外は、ほとんど全く意味の無いものだ。 が、この像の美しさを語る時には必ず持ち出される話題なので、無視するわけにもいかない。 「国宝第一号」が「国がナンバーワンの仏像であると認定した」というような意味
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