インド南部タミルナド州マドゥライのダム湖で、水面をスチロールで覆おうとする自治体職員たち(2017年4月21日撮影)。(c)AFP 【4月24日 AFP】インドの政治家が渇水対策として、水を蒸発させないようにダム湖の水面を板状のスチロールで覆うというとっぴな企てを実行したものの、大失敗に終わって赤っ恥をかく出来事があった。 渇水被害に苦しむ南部タミルナド(Tamil Nadu)州政府の大臣であるセルー・K・ラジュ(Sellur K Raju)氏は、ダム湖に多数のスチロール板を浮かべれば、水の蒸発を減らす一助となると主張。だが21日、気高くも不可解なこの計画を実行したところ、軽量のスチロール板が強風で吹き飛ばされ水面上に舞い上がるなど、即座に失敗が明らかとなった。 この様子を撮影した映像には、自治体職員らが空を舞うスチロール板を手こぎボートで追いかけたり、石を用いて動かないように固定しようと