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ブックマーク / newsweekjapan.jp (11)

  • それでもアメリカはイスラエルの言いなり

    抗議の叫び ホワイトハウス前ではイスラエルの船団攻撃を非難する抗議行動が行われた(6月1日) Kevin Lamarqu-Reuters 5月31日、支援物資を届けるためにパレスチナ自治区ガザに向かっていた支援船団をイスラエル軍が拿捕し、少なくとも9人の死者と数十人の負傷者が出た。パレスチナ支援団体や左派系ブロガーなどイスラエルを批判する人々は、この事件アメリカとイスラエルの関係の「転換点」になると期待している。 「転換点」とは、イスラエルの国防政策を断固支持してきたアメリカがその姿勢を修正するということ。オンライン雑誌「サロン」のコラムニスト、グレン・グリーンワルドは「イスラエルの目的が、可能な限りの反感と軽蔑を招くことにあるとしたら、この事件以上の成果は望めないだろう」と書いている。 国際世論の大部分と国連の反応を考えれば、グリーンワルドの分析は正しい。「ガザ封鎖を止めさせるヨーロッ

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    y-mat2006 2010/06/10
  • 不況下で増える悲しい「ファミリサイド」

    全米で4番目に殺人事件の多い町オークランドに5年も住んで、2年前にやっと治安のいい町に引っ越した。 小学3年生になるうちの娘も、9月の新学期からそこの市立小学校に転校することになった。その学校には、娘が通うサンフランシスコ日語学校のクラスメートのユキちゃん(仮名)が通っていた。毎週土曜日の日語学校でユキちゃんと仲良しになった娘は「これからは月曜から金曜もユキちゃんと一緒だね」と、当に楽しみにしていた。 しかし、ユキちゃんは3年生にはなれなかった。 地元の新聞が、公園の駐車場にとめられた車の中で家族4人の遺体が発見されたと報じた。ユキちゃんと幼い妹、そして両親だった。父親が拳銃で3人を撃った後、自分の頭を撃ちぬいたのだ。 お母さんは日人で、アメリカで勉強してお医者さんになり、独立して自分のクリニックを開業した。直接会ったことはないが、日人の母親コミュニティでは気さくな人として好かれ

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    y-mat2006 2010/06/10
  • 10代「暗号セックスメール」解読の罠

    4月22日朝、誌の電子メールボックスに報道資料が届いた。「秘密のメール暗号:子供はあなたの目を盗んでセックスやドラッグをしているか?」と、資料にはある。その通り。それもあなたの目と鼻の先で。 資料によれば、解決法はセクスティング(自分の裸の写真を携帯電話で他人に送信する行為)の危険性とマナーの大切さについて2人の作家にインタビューすること――らしい。作家たちは、10代の子供がメールでセックスや薬物、悪い習慣についてやり取りする際の暗号解読も手伝ってくれる。例えば...... LH6.P911.8.Al Capone. この暗号の意味は「セックスしよう(LH6、Let's Have Sex)」「警告―両親が部屋に向かっている(P911、Parents 911※911は緊急電話の番号)」「オーラルセックス(8)」「ヘロイン(AL Capone)」だ。 とんでもないメールだ。だがそれ以上にショ

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    y-mat2006 2010/04/25
    「10代の子供たちは、どんなメディアやテクノロジーを使ってでもセックスに関する「実験」をしようとする」甘酸っぺええ…まあ、確かにそういうものかも。
  • オバマの「日本冷遇」は誰も責めない

    ジョン・ボルトン元国連大使らの米保守派が外交政策で執拗に批判しているのは、バラク・オバマ大統領がアメリカと対立している国より同盟国に冷たい、ということだ。 彼らに言わせれば、オバマはイランよりイスラエルに冷たいし、中国よりもインド、ロシアよりも東欧諸国に冷たいという。 そうした批判の多くは誇張されている。どう考えても、アメリカがイスラエルよりイランを厚遇しているなどと言えるはずがない。オバマの現実主義的な外交戦略が具体化してきたために不満が湧き出た面もあるだろう。 それでも、私がすぐに3つの例を思いつけたのは、保守派の言い分にも一理あるからだろう。面白いのは、オバマが冷遇している同盟国の例として誰も日を挙げないことだ。 ちょっと驚きだ。日は先に挙げたどの国より古い同盟国で、極めて重要な国なのだから。英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙によると、最近の日米関係は問題だらけで危機にさらされ

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    y-mat2006 2010/04/24
    さあ、戦争しようぜ。不景気が続いてるから、こっちが失うものはあンた達より少ないんだぜ。
  • ネオコンに成り下がったクルーグマン

    ノーベル賞経済学者のポール・クルーグマンは、どうやら新保守主義者(ネオコン)と運命を共にするらしい。厄介な国際問題に直面すると国際機関の役割を軽視し、けんか腰の単独主義を取りたがるあのネオコンだ。 14日付けのニューヨークタイムズ紙に掲載されたクルーグマンのコラムは、またも中国の為替操作に関するものだった。世界経済における中国の影響力は一般に思われているよりも小さいと述べたうえで、コラムをこう締めくくっている。 1971年にアメリカが同様の(今の中国ほどひどくはないが)ドル高に直面したときは、外国からの輸入品に10%の輸入課徴金を賦課して対応した。この課徴金は、ドイツや日などの国々が対ドル為替レートを切り上げる通貨調整を実施したことで数カ月後に撤廃された。現時点で、同様の通貨調整を受ける脅威がなければ中国が通貨政策を変えることは考えにくい。ただし今回の場合、課徴金は25%程度になるだろう

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    y-mat2006 2010/03/29
    ある種の人達にとって、「ネオコン」とか「ネオリベ」と言う言葉は最悪な罵倒語になるらしい。
  • 「銃を持ってスタバに行こう」の波紋

    とんだ災難 自分たちを巻き込まず、ただコーヒーを売らせてほしいと訴えたスターバックス Chip East-Reuters スターバックスには気の毒と言うほかない。アメリカの銃権利擁護派と反対派が、スターバックスの店舗を舞台にいかれたイデオロギー戦争に突入したのだ。 銃権利擁護派は、たとえ私企業の所有地であっても大っぴらに銃を持ち歩く権利が彼らにはあるという狂った理論を、スタバで証明してみようと思い立った。当然ながら彼らにそんな権利はない。スターバックスには、銃権利派だけでなく他の誰をも店に入れない権利がある。だが実際には、人に見えるように銃を携帯することが法律で認められている州では、大っぴらな持ち込みも認めている。 スターバックスが標的に選ばれたのは偶然ではない。保守系の草の根ネットワーク「ティーパーティー」のメンバーやそれに類する人々にとっては、スターバックスこそアメリカリベラルの象徴

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    y-mat2006 2010/03/11
    日本でも銃の所持が合法化されないかなあ。米国の銃権利擁護派は、日本の銃規制を参入障壁として圧力をかけて欲しい。
  • 巨乳レストラン「フーターズ」の社長が皿洗いとして自社の店に潜入!

    「アンダーカバー・コップ」というと身分を隠して潜入捜査する警察官のことだが、米CBSテレビの『アンダーカバー・ボス』は、大企業のCEOが自社の末端の労働者として仕事の現場に潜入する番組。 たとえば全米のゴミ処理を独占するWM(ウェイスト・マネージメント)社のCEOがゴミ回収の仕事に就く。周囲は彼が社長だとは知らない。テレビカメラは撮り続けているが単なる取材だと言われている。だからゴミ回収車のドライバーが社のCEOを「このオッサン、いい歳して全然使い物にならないな!」と怒鳴りつけたりする。ボスは初めて社員の苦しみ、生活の厳しさを知り、待遇改善の必要を感じたりする。 先週の「アンダーカバー・ボス」はフーターズの社長コビー・ブルックスだった。フーターズは巨乳レストラン・チェーンだ。ウェイトレスはみな巨乳、それがピチピチのタンクトップとホットパンツでむちむちぷりんと客を迎える。女の子の乳と尻と太

    巨乳レストラン「フーターズ」の社長が皿洗いとして自社の店に潜入!
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    y-mat2006 2010/03/03
    経営者の孤独。良い話みたいにしてるけど、放送しない部分を想像すると、どんなものやら。
  • 「日韓対決」なんてもうこりごり!

    今週のコラムニスト:コン・ヨンソク 記憶に残る熱戦が繰り広げられたバンクーバーオリンピックが幕を閉じた。日のメディアはお決まりの「感動をありがとう」という言葉で大会を締めくくったが、僕は正直、「終わってくれてありがとう」だ。 というのも、近年何かと日韓対決が多すぎる。昨年のこの時期はWBCの壮絶な戦いがあり、その後、米女子ゴルフツアーでは宮里藍とシン・ジエの賞金王争い、バレーボールの日韓戦、秋からはフィギュアシーズン、そして、2月14日にはライバル対決の元祖・サッカー日韓戦があった。 宿敵とされ、常に日の世界への前途に立ちはだかる「憎き」「赤い壁」韓国。「日韓国に負けてはならない」というより、「韓国が日に勝ってはいけない」かのように報じる日のメディア。日に住む韓国人としては、つらい日々が続く。僕でも嫌気がさしているのだから、かみさんが日に住むのが嫌になりホームシックにかかる

    「日韓対決」なんてもうこりごり!
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    y-mat2006 2010/03/03
    張り出し先進国の日本は、今まで馬鹿にしてきた韓国とか台湾と同じ土俵に立ってることを自覚するべき。/英国病時代の英国が、馬鹿にしてきたイタリアに追いつかれて発奮した故事を思い出してほしい。
  • 習近平副主席の「謎」を解く手紙

    ミステリーな男 ポスト胡錦涛と言われる習近平の実像はまだ霧の中(2009年10月、フランクフルト) Johannes Eisele-Reuters 中国の習近平(シー・チンピン)・国家副主席は胡錦涛(フー・チンタオ)国家主席の最有力後継者だが、なぜか今年9月の共産党の会議でその登竜門とされる中央軍事委員会副主席に選ばれなかった。世界のチャイナウォッチャーの間に中国政治の奥の院、中南海で権力闘争が始まったとの憶測が広がっていたが、その謎を解くカギが明らかになった。 中国軍と近いとされる香港誌「鏡報」が最新の12月号で、習が9月の会議の前に「しばらく軍事委副主席に就任したくない」と求める手紙を胡あてに出していた、と報じた。習は「自分は党中央で働いた時間がまだ短く、経験も浅い」「(軍事委員会主席でもある胡錦涛が)軍の内部で高めた権威をまだ揺るがせたくない」といった理由を挙げたという。 中国政治

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    y-mat2006 2009/12/17
    正直、日本の「ニューリーダー」(死語だけど)よりも、こちらの方が見てて面白そう。
  • 仕分けの方向は逆ではないのか?

    から連日報道される「仕分け」のニュースを見ていますと、強烈な違和感を感じます。勿論、ムダな支出の削減は大事ですが、それには有能で強力なリーダーを組織の要所に配して腕を振るわせる方が簡単でしょう。官僚組織のことを「悪しき既得権者」と決めつけて「吊し上げる」という儀式は新政権にとって統治のテクニカルなステップの一種なのかもしれませんが、それで世論が納得すると思っていると、そのうちに足元を掬われるのではと思います。 とにかく、やっていることも大甘です。削減目標が絶対であるのなら、それを省庁別なり、戦略投資と経常投資に分けるなりして世論に分かるように分割し、それぞれが削減目標に「数字合わせ」を強制する、そのぐらいしなくては目標は達成できないはずです。そうではなくて、ダラダラと仕分けをやって結果的に「3兆円」のはずが「1・7兆円」で終わったというのは甘すぎます。査定でもっと詰めるというのですが、

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    y-mat2006 2009/11/30
    「有能で強力なリーダーを組織の要所に配して腕を振るわせる」冷泉先生って、小泉劇場をDisってなかったっけ?
  • 間違い電話でわかった借金大国の悲しい現実

    ニューヨークに住み始めた僕は、まず携帯電話を手に入れた。すぐにわかったことだが、僕が手に入れた番号を以前に使っていたのは、ニコール・サンタクルズという女性だった。 週に何回か、彼女の友達が電話をかけてきた。僕は電話に出るたびに、その番号は今は僕が使っていることを説明した。いつかみんなニコールの番号が変わったことを知るだろう。そう思っていた。 ところが、ニコールへの電話は増えるばかりだった。頻繁にかかってくる番号を「邪魔者」とか「困ったヤツ」という名前で携帯に登録したほどだ。携帯を手に入れてから1年が過ぎたころには、日に30も電話がかかってきた。僕はいつも携帯をマナーモードにしていなければならなかった。 問題は、ニコールがクレジットカードの返済を怠っていたことだった。支払いが遅れれば遅れるほど、彼女を追い求める電話は増える。留守番電話に残されたメッセージは、ときに優しい声でこうささやく。「

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