ワクチン6回接種分が取れる充塡(じゅうてん)方法を実演する鳥取県立厚生病院の福井昭裕・感染防止対策室副看護師長=鳥取県倉吉市の同病院で2021年3月9日午後4時44分、野原寛史撮影 (毎日新聞) 鳥取県と県立厚生病院(同県倉吉市)は9日、記者会見を開き、国が容器1本からの接種回数を従来の注射器では5回としている米ファイザー社製の新型コロナウイルスワクチンについて、容器に針を刺したまま注射器の空気抜きをすることで、特殊な注射器を用いなくても6回接種できることを確認したと発表した。県内の他の医療機関に推奨する方針。 このワクチンは容器1本につき生理食塩水で薄めて2・25ミリリットルにし、1回0・3ミリリットルを注射する。同病院の福井昭裕・感染防止対策室副看護師長によると、注射器にワクチンを充塡(じゅうてん)した後、空気抜きをする際にワクチンも少量漏れてしまうが、容器内に針を刺したまま空気抜きを
(フィナンシャル・タイムズ 2014年2月4日初出 翻訳gooニュース) ジョナサン・ソーブル東京支局長 もう何年も前からその人たちは、日本の公共放送NHKの門前でいつもやかましく騒いでいた。いろいろな右翼の末端組織が、公共放送の内容がリベラルに偏向しているとメガホンを通して抗議していたのだ。 自分たちこそが日本の愛国精神を守っているのだと自認する人たちは、いつもなにかしらNHKの放送に怒っている。NHKがもつたくさんのテレビやラジオのチャンネルを通じて放送される何かが、彼らの逆鱗に触れるのだ。それは戦争ドキュメンタリーだったり中国報道だったり。時には韓国のメロドラマでさえもが。 それが今ではこの人たちは、国の最高権力者を味方につけている。安倍晋三首相は(「日本のBBC」としばしば呼ばれる)NHKの役割をめぐって、激しい論争に火をつけてしまったのだ。保守派の安倍氏は日本の文化や教育に関わる
お茶の水女子大付属幼稚園(東京都文京区)に脅迫メールを送ったとして、今年9月、警視庁に威力業務妨害容疑で逮捕された福岡市早良区、無職の男性(28)のパソコンから、遠隔操作型ウイルスに感染した痕跡が見つかっていたことが、捜査関係者への取材でわかった。 同庁によると、ウイルスは大阪府警、三重県警に逮捕された男性2人のパソコンが感染したウイルスと同種のものだという。男性は一貫して容疑を認めていたが、東京地検は慎重を期して男性を起訴せず、9月下旬に処分保留で釈放した。 この男性は自宅のパソコンから、同幼稚園に「始業式を狙って園児を襲撃する」とするメールを送り付けたとして、9月1日に逮捕された。同園に通う秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さまに危害を加える内容も含まれていたという。逮捕2日後の同庁の発表によると、男性は容疑を認め、「自宅のパソコンでメールを作成し、送信した。軽い気持ちだったが、本当に襲うつもりは
英語メディアが伝える「JAPAN」なニュースをご紹介するこのコラム、今週は19日に東京・新宿で開かれた「脱原発」集会についてです。あらゆる英語メディアが大きく取り上げたわけでは決してありませんし、取材しなかったところも多いですが、取材した記者たちの文章からは、参加者6万人(主催者発表)という数字に「やっと日本人もデモしたよ」と安堵した様子が伝わってきました。(gooニュース 加藤祐子) ○2万人と6万人と3% 東京は新宿区の明治公園で開かれた「さようなら原発集会」について、私がざっと見回したところ、英BBCや米CNN、米紙『ニューヨーク・タイムズ』や米紙『ワシントン・ポスト』といった、おなじみのいわゆる主要メディアはどうも現地で取材していないようで記事が見つかりません。まあ、そういう関心の度合いが、記者の人数も少ない外国メディアとしては順当かなと思います。 その一方で、いざ蓋を開けてみたら
「郵政見直し」国民負担1兆円:高橋洋一(政策工房会長)(1) 2009年11月13日(金)13:00 なぜ齋藤次郎「社長」なのか 亀井静香氏が金融・郵政改革担当相に就任し、さまざまな変化が起きている。10月21日には、日本郵政の西川善文社長が辞任を表明した。小泉改革以来続いてきた「郵政民営化」の取り組みは、これで完全に止まったといえる。いや、「再国有化」へと時代が戻った。さらに、齋藤次郎元大蔵次官が次期社長に決定する光景を目の当たりにして、「再国有化」から「財投(財政投融資)復古」までイメージしてしまう。 世間では、郵政を民営化された会社だと思うので、齋藤氏を「天下り」、「渡り」だと思うのだ。ところが今回、郵政の実態が「再国有化」や「財投復古」への転換であることを見抜ければ、齋藤氏は「役人再登板」ということだから、皮肉にも理にかなった人事だ。 だが、そもそもなぜ郵政民営化が必要だった
「日本にとって素晴らしい日」 2009年9月1日(火)10:50 (フィナンシャル・タイムズ 2009年8月31日初出 翻訳gooニュース) 東京=アジア編集長デビッド・ピリング 日本にとって素晴らしい日だ――。かつて公務員だったその人は嬉しそうに、そして少しいたずらっぽいまなざしでそう言った。「これで日本もやっと、台湾や韓国なみになったということだ」と。 台湾や韓国のように日本の有権者も、ひとつの政治集団から別の集団に、権力を平和的に移動させたのだから。これは1955年以来、初めてのこと。8月30日の総選挙で日本の民主党は地滑り的勝利を収め、中国共産党に匹敵するほど権力を長く独占していた自民党の覇権的支配をついに打倒した。 すでに退官した某公務員氏の発言は、ほかの日本人を穏やかに挑発しようとしてのものだ。というのも日本人のほとんどは、東アジアでもっとも政治的に成熟している大人
婚活・高望みを捨てて現実を悟れ:山田昌弘(中央大学教授) 2009年4月27日(月)08:00 ひとつのテーマを二人の論者が違った視点からアプローチして、その本質に切り込むgooニュース×Voice連携企画「話題のテーマに賛否両論!」。今月のテーマは婚活です。 婚活・高望みを捨てて現実を悟れ(山田昌弘・中央大学教授) 「女性よ、狩りに出よ」 婚活は結婚活動の略である。就職活動(就活)をしなければなかなか希望どおりの就職ができなくなった状況になぞらえて、結婚に向けて意識的に活動をしなければ結婚できない時代になったことを象徴して私がつくった言葉である。 新しくつくりだした言葉は、広まれば広まるほど誤解が大きくなり、本来の意図とは懸け離れたものになってしまう。パラサイト・シングルや格差社会のときもそうだった。自立したら損だから自立しないという日本社会の現状を批判するつもりで書いた
日本は自民党を負けさせる覚悟があるのか――フィナンシャル・タイムズ社説 2009年7月14日(火)10:42 (フィナンシャル・タイムズ 2009年7月13日初出 翻訳gooニュース) 日本政治を長年ウォッチしてきた人なら、「あの強大な自由民主党は、次の総選挙で歴史的な敗北を喫するだろう」と言われても、やれやれといった様子で苦笑するかもしれない。それは仕方のないことだ。同じようなことはこれまでにも何度も言われてきたし、にもかかわらず自民党は(ほぼ)毎回、なんとか権力にしがみついてきたのだから。過去53年間というもの(わずか11カ月の例外を除いて)、自民党はずっと政権与党の座にあった。 けれども今の自民党はややもすると、太りすぎで年のいった相撲取りのようなもので、8月30日の選挙で何をどうすれば負けずに済むのか、土をつけずにいられるのかも分からない状態だ。自民党は、アイディアは枯渇し、リ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く