朝日・日経・読売について、お隣佐々木さんのコメントなども読みつつ、周辺テーマをもう少し。情勢がどうのという政局報道のようなものではなく、ファンダメンタル確認の意図を込めてビジネスモデルのところを。 固定費と分岐点 紙の新聞のビジネスモデルは一般的に固定費が重い。特に全国紙になると何十ページかのニュースと情報を詰め込んだパッケージを成立させるのに、 1)印刷 2)配送ネットワーク(+手配り) 3)営業ネットワーク(2に同じ) 4)編集機能 5)記者ネットワーク というのがワンセット一式必要になる。 つまり、全国紙というのを成立されるだけで資本と組織が一定量無いと参入することさえ出来ない。 昨今の新聞の問題を一言で集約してしまうと、このワンセット一式を賄うだけの収入の確保が段々難しくなってきているというところに尽きる。損益分岐点を切ってしまうと、全国紙という形は維持できなく