東京電力のことし4月から先月までのグループ全体の決算は、LNG=液化天然ガスなどの値下がりで、火力発電に使う燃料費が減ったことなどから、経常利益が2140億円余りと過去最高になりました。 それによりますと、売り上げは、工場などに販売する電力量が減っていることや、契約をほかの電力会社に切り替える動きなどによって、去年の同じ時期より1.1%減り、1兆5516億円でした。 一方で、LNG=液化天然ガスなどの値下がりで、火力発電に使う燃料費が、去年の同じ時期と比べて2200億円余り減ったことや、効率が高い発電所の稼働率を高めるなどコストの削減を進めた結果、経常利益は、前の期のおよそ4倍の2141億円と過去最高になりました。 東京電力の武谷典昭常務執行役は、記者会見で、燃料価格の値下がりは、今後、電気料金の引き下げに反映され、利益の増加は、一時的なものだとしたうえで、「柏崎刈羽原子力発電所が再稼働で