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ブックマーク / blog.livedoor.jp/personap21 (18)

  • オタク大賞あれこれ : 藤津亮太の「只今徐行運転中」

    2010年01月12日01:50 カテゴリイベント仕事 オタク大賞あれこれ 『オタク大賞2009』無事終わりました。ご来場いたいた皆様、どうもありがとうございました。結果については早速、マイコミジャーナルさんがレポートをアップしてくれています(http://journal.mycom.co.jp/articles/2010/01/10/otaku/index.html)。 いわれるまですっかり気がつかなかったのですが、今回が第9回、来年は第10回だそうです。僕は途中参加組ですが、ずいぶん長くやっているなーと思ったので、ちょっとあれこれ振り返ってみようと思います。 まず参考までにこれまでの「大賞」をマイコミジャーナルの記事からコピペして並べてみます。 第1回 (01年12月1日) 『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲』 第2回 (02年12月2日) 海洋堂 第3回

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  • 唐突ですが『機巧奇傅ヒヲウ戦記』の原稿です : 藤津亮太の「只今徐行運転中」

    2009年06月18日01:29 カテゴリ 唐突ですが『機巧奇傅ヒヲウ戦記』の原稿です ■最近の仕事の告知とかしなくちゃいけないんですが、〆切の合間の気分転換に、その前に古い原稿をアップしておきます。『機巧奇傅ヒヲウ戦記』の原稿です。例のごとく、「グレートメカニック」に掲載したものです(このブログにのせているのは、たいがい「グレメカ」掲載原稿です)。頭に『天保異聞 妖奇士』の話題があるのは、編集部から「『ヒヲウ』は放送から時間が経っているので、フックだけはつけてくれ」といわれたからなんですが、まさかその後、当に若き日のマスラヲが『妖奇士』に登場するとは思わなかったです。まあ、こうしてみると、自分はつくづく「変わった作品」にひっかかることが多いなぁと思いますね。 ■放送終了後、アニメージュに企画を持ちかけて、會川昇さんインタビューを行い、もし全体が4クールだったらどんな内容になっていたかを

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  • 近況と「内なる受け手」のこと : 藤津亮太の「只今徐行運転中」

    2009年03月17日04:23 カテゴリ仕事 近況と「内なる受け手」のこと ■今回は、頭に近況っぽいことでも書きましょうか。 ■先週の土曜日は、「日アニメーション学会 理論・歴史研究部会主催 公開研究会」に足を運びました。 1)「越境するアニメーション--ソユズムリトフィルムを中心に」(土居伸彰(東京大学大学院)) 2)「魔法少女TVアニメーションの「フェミニストテレビ学」的読みの可能性」(須川亜紀子(青山学院大学)) 3)「アニメブーム論」の試み 出演:原田央男(霜月たかなか)ほか という三つの内容があり、僕自身の関心である3)はもちろん、1)も2)も興味深い内容でした。商業ライターだと、どうしてもトーク=イベントという方向になりがちなんですが、こういう形でもアニメを語る言葉が養われていくと楽しいなぁと思いました。 余談ですが1)で紹介されたロシア版「クマのプーさん」がめちゃくちゃ

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  • いまさらながら「DECODE02」第7話の件で恐縮です。 : 藤津亮太の「只今徐行運転中」

    2009年03月14日06:12 カテゴリ いまさらながら「DECODE02」第7話の件で恐縮です。 ■もとになる原稿を書いたのも遅かったんですが、それを遂行する時間がなくて今になってしまいました。まあ周回遅れはもはなはだしいですが。で、話題にするのは『鉄腕バーディーDECODE02』第7話の件です。それはさておき『DECODE02』って『ミュンヘン』だったんですね。それがわかると、前作より確かに野心作と思ったり。 ■世間では「作画崩壊だ」「いや、演出がOKしたのだから、そこを考えるべき」みたいな牧歌的な意見が踊っているわけですが、なんか大事なことを見落としてるんじゃないかなぁと思うわけです。(とりあえずここでは、ホントにスケジュールの悪さとかで、画面が体をなさなくなったものは除外して考えてます。あくまでも今回のようなケースについて) ■まず意識しなくちゃならないのは、、現場というか業界の

    いまさらながら「DECODE02」第7話の件で恐縮です。 : 藤津亮太の「只今徐行運転中」
    y_terai
    y_terai 2009/03/14
    "作画の暴走とか、演出がコントロールしきれていないんじゃないか、とかいうレベルの話を超えて、第7話は、制作現場がアニメをどういうスタンスで作りたいと思っているかという、所信表明みたいなものと受け取るべ
  • アニメ夜話の「アニペディア」とかそれにまつわるエトセトラ : 藤津亮太の「只今徐行運転中」

    2009年03月01日04:37 カテゴリ仕事 アニメ夜話の「アニペディア」とかそれにまつわるエトセトラ 「BSアニメ夜話」第12弾も無事終わったようですね。僕はまだ放送は見ていませんが。このエントリではちょっと僕のコーナーである「アニペディア」について少々雑談をしたいと思います。 「アニメ夜話」第8弾から始まったアニペディアですが、当然ながら企画段階ではああいうコーナーではありませんでした。 記憶を頼りに書きますが、「『アニメ夜話』も長くなったので、一部リニューアルをしたい」という趣旨で連絡をもらい、こちらからコーナーのアイデアを二つ出しました。 一つは、そのアニメが放送された年の前後を紹介して、その作品のアニメ史的なポジションを語るというもの。もう一つは、制作者のインタビューなどを引いて、解説するというもの。 個人的には前者は命、後者は当て馬(笑)でした。というのも、やはりインタビュ

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  • メロドラマと『コードギアス』 : 藤津亮太の「只今徐行運転中」

    2008年03月21日01:21 カテゴリ メロドラマと『コードギアス』 またも古原稿の虫干しです。そろそろ続編も始まる、ということなので『コードギアス』についての原稿を。もう1年ちょっと前の原稿だと思います。最近勝手に考えているのは、『コードギアス』はスサノオとかヤマトタケルあたりを補助線にするとわかりやすいのかなぁなどということです。 (タイトル) メロドラマと『コードギアス』 (文) 『コードギアス』はどうしておもしろいのだろうか。その理由はメロドラマ性にあるのではないか。 メロドラマ。そう聞くと「恋愛をテーマとした感傷的・通俗的な劇・映画テレビ-ドラマ」(大辞林、「興味位の通俗的な劇」(新明解国語事典)といったややネガティブなトーンを帯びたな意味を思い出す人も多いだろう。だが、ここではその意味をむしろ肯定的にとらえたい。たとえば、次の引用のように。 「メロドラマは常に崇高を目

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  • 「俺の誕生日なんて、誰も憶えてないだろうな」/『ブレンパワード』</ : 藤津亮太の「只今徐行運転中」

    2008年02月26日00:53 カテゴリ仕事書籍 「俺の誕生日なんて、誰も憶えてないだろうな」/『ブレンパワード』</ 珍しく原稿を連投します。10年ぐらい前に双葉社から出たムックに書いた『ブレンパワード』についての原稿です。いつもとわざと調子を変えて書いてますね。 (タイトル) 「俺の誕生日なんて、誰も憶えてないだろうな」/『ブレンパワード』 (文) うわー、まいった。というのが正直な感想。今、マジで『ブレンパワード』にはまっております。 この原稿のためにビデオで見直し はじめたら、もう止まらない。特に1話を見ていると、オンエアに先だって一般客らを招いた試写会が終わった後の、なんともいえない歯切れの悪い雰囲気(観客がひいていた、ともいう?)は、イッタイナンダッタノと思っちゃうぐらい、感心を通り越して感動してしまったのであります。 その感動の正体っていうのはつまり、ラストシーンを見た後

    「俺の誕生日なんて、誰も憶えてないだろうな」/『ブレンパワード』</ : 藤津亮太の「只今徐行運転中」
    y_terai
    y_terai 2008/02/26
  • デザインされた作品、『新世紀エヴァンゲリオン』 : 藤津亮太の「只今徐行運転中」

    2008年02月25日03:30 カテゴリ デザインされた作品、『新世紀エヴァンゲリオン』 久しぶりに古い原稿をアップします。これまでと同じように「グレートメカニック」の連載で書いた原稿で、題材は『新世紀エヴァンゲリオン』です。改めて振り返るので、できるだけベーシックなことを書こうと思って書いたものです。その前に書いた『CONTINUE』の全話解説が、わりと物語寄りになってしまったので、その反省も込めて書いていますね。あと編集のこと(セリフの後ろにコマをあまり残さないで編集しているために、セリフのニュアンスが過剰にならず、クールな雰囲気になる)が触れられればよかったのですが。 ※最新日記(7月4日付エントリ)にちょっとフォローを入れました。制作スケジュールの件です。 (タイトル) デザインされた作品、『新世紀エヴァンゲリオン』 (文) 『新世紀エヴァンゲリオン』は95年10月4日よりテレ

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  • アニメのHD化について : 藤津亮太の「只今徐行運転中」

    2007年10月24日10:00 カテゴリ仕事書籍 アニメのHD化について 某AV雑誌に掲載した原稿です。現況に関してのベーシックなまとめになります。実際はある制作現場の方にお話をうかがってまとめたのですが、掲載にあたってはそうした部分に修正を加え、あと適当に加筆もしました。 (タイトル) ハイビジョンアニメ制作の現在形 (文) 現在のアニメ業界では、HDを念頭においた制作環境が主流になりつつある。 某作が採用した、基準となるフレームの横幅は10インチ(25.4cm)。この10インチのフレームの中に、背景の下書き(背景原図)が描かれ、それに従って背景が仕上げられた。スキャンの解像度は128dpi。10インチのフレームなので、レンダリング出力サイズは1280pixel×720pixelとなる。 この10インチのフレームはちょうどA4横(210mm×297mm)のサイズに収まる大きさで、スキ

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  • プラネテス セカイ系と非セカイ系の狭間で : 藤津亮太の「只今徐行運転中」

    2007年07月31日09:14 カテゴリ仕事書籍 プラネテス セカイ系と非セカイ系の狭間で 関東では今朝方、『コードギアス 反逆のルルーシュ』が放映されましたが、その谷口悟朗&大河内一楼コンビによる『プラネテス』についての原稿です。『グレートメカニック』に掲載したものです。STAGE24&25放映記念、というわけではないですが、アップします。 なお、原作の幸村誠による新作『ヴィンランド・サガ』は、また作者の違った側面(共通点も多いですが)が見られる内容で、これまた興味深いのですが、それはまた別の機会にでも。 (タイトル) セカイ系と非セカイ系の狭間で (文) 『プラネテス』は、軌道上に浮遊するデブリ(ゴミ)回収を仕事とする主人公ハチマキを中心に、宇宙に魅入られた人々を描いた作品だ。原作は週刊「モーニング」に掲載された幸村誠による同名マンガ。アニメ版は、03年10月よりNHK衛星で放送。

    プラネテス セカイ系と非セカイ系の狭間で : 藤津亮太の「只今徐行運転中」
  • まんたんWEBの原稿 : 藤津亮太の「只今徐行運転中」

    2007年06月23日01:02 カテゴリ仕事web まんたんWEBの原稿 こちらが「まんたんWE」Bに送稿した原稿は以下のようなものです。「まんたんWEB」は、新聞社系のメディアのせいか、署名原稿にかかわらず、初稿にかなり改ざんを加えた(たとえば出渕さんの肩書きを入れなかったら、トップアニメーターと書き入れる。言い回しを極端に単純なものに言い替えてくるetc)原稿が一旦戻されるのですが、それに手を入れてもどうも反映されない仕組みのようです。さすがに「パトレイバー」の件で、ちょっと苦情を言いましたので、改善してくださるそうですが、筆者の意はこちらにある、ということでオリジナルの原稿を上げておきます。 (∀ガンダム) 「∀(ターンエー)ガンダム」とはガンダムシリーズにおけるリセットボタンだ。 「機動武闘伝Gガンダム」から「機動新世紀ガンダムX」に至るいわゆる〝平成ガンダム3作〟は、いずれも

    まんたんWEBの原稿 : 藤津亮太の「只今徐行運転中」
    y_terai
    y_terai 2007/06/25
    "「まんたんWEB」は、新聞社系のメディアのせいか、署名原稿にかかわらず、初稿にかなり改ざんを加えた(たとえば出渕さんの肩書きを入れなかったら、トップアニメーターと書き入れる。言い回しを極端に単純なものに
  • アニメに適さない題材、ファンタジー : 藤津亮太の「只今徐行運転中」

    2007年06月05日01:31 カテゴリ仕事書籍 アニメに適さない題材、ファンタジー 『ユリイカ2006年 8月臨時増刊号』総特集*アーシュラ・K・ル=グウィン に寄稿した文章です。今回、また「ファンタジーとアニメ」というお題でユリイカに寄稿したので、こちらもアップしておきます。 (タイトル) アニメに適さない題材、ファンタジー あるいは「プリン/ターキッシュ・ディライト」問題 (文) アニメほどファンタジーに適さない表現手段はない。 こう書くと、全てを絵で構築するアニメーションほど、ファンタジーの世界を表現するにふさわしいものはないはずではないか? と疑問や異論を感じる人も多いだろう。 その疑問や異論は、アニメーション全般についての意見としてならば、決して間違ってはいない。だがアニメに関してとなると、それは違っているといわざるを得ない。むしろアニメの場合、絵であるからこそファンタジー

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  • こんな状況はそろそろ終わりだ : 藤津亮太の「只今徐行運転中」

    2007年06月21日12:31 カテゴリ こんな状況はそろそろ終わりだ ふと思って「STUDIOVOICE07年6月号」の映画特集に掲載された以下のコラムをアップします。掲載誌がの山から出てこないので(苦笑)、タイトルはここで適当に付け直しました。先月の時点ではオープンになっていませんでしたが、文中の「噂のビッグタイトル」は「機動戦士ガンダム00」、「新作」は「スカイ・クロラ」というわけですね。 (タイトル) こんな状況はそろそろ終わりだ (文) いわゆる“一般誌”で「アニメ」あるいは「アニメ映画」の特集が組まれている。そんな時、取り上げられる監督の名前はたいてい同じだ。どれも似た印象だ。宮崎駿と押井守とあとは庵野秀明? 大友克洋? あるいは富野由悠季? これら80年代から日のアニメシーンを牽引してきたベテランに、ちょっと毛色の変わったゲスト(その時の話題作の監督とか)をプラスすれ

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  • アニメを語ること2 『アニメ大好き!』 : 藤津亮太の「只今徐行運転中」

    2007年04月20日00:00 カテゴリ仕事web アニメを語ること2 『アニメ大好き!』 オンライン書店Bk1のサイト内に掲載したコラム。執筆したのはかれこれ5年ぐらい前になるか。ただし、ここで書けたのはその入口まで。言葉にすることで記憶が強化され、その記憶は人々と共有される。忘れられていくことが宿命の大衆娯楽(特にファンの少ないマイナーな作品)を、この世に生かしておくには、「愛情」に裏打ちされた「言葉」しかないように思うのだ。 この間の、いくら批判したって「駄作」はなくならないという諦念と、この言葉に対する信頼が、僕の基的なスタンスということになる。 (タイトル) アニメ批評について (文) こんな仕事(アニメライター)をしていると時々、聞かれるのがどうしてアニメの評論ってないんですか? ということ。その理由は、アニメの事情、出版の事情、ファンの心理、さらにはアニメについて文章

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  • アニメを語ること1(「駄作」について) : 藤津亮太の「只今徐行運転中」

    2007年04月14日00:02 カテゴリ仕事書籍 アニメを語ること1(「駄作」について) 『「アニメ評論家」宣言』から、自分の評論のスタンスについて書いた文章の一部分を抜き書きして掲載します。まあスタンスといってもこれはその一部ではあるのですが。 (ここから) しかし一方で評論という「駄作に対して正当な批判をすることで淘汰し、良作の比率を増やす」という役割を期待されることも多い。もちろん話芸としての「辛口評論」というのはあるだろうし、僕もそういう原稿は好きだ。しかし、僕は「辛辣な評論は駄作を淘汰する」という考えは、少なくともアニメには当てはまらないと考えている。もし、辛口評論を書いている人が、読者サービスではなく「アニメ業界のため」を口にしたら、僕は眉の上につばを塗るだろう。 ある駄作が放送されたとして、極端な状況を考えてみよう。 1、当に良作を作りたいと考えている制作者は批評など読む

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  • 夏のアニメ映画からスタジオの個性を見る : 藤津亮太の「只今徐行運転中」

    2006年12月06日10:31 カテゴリ仕事書籍 夏のアニメ映画からスタジオの個性を見る キネマ旬報の夏のアニメ映画特集にあわせて書いた原稿です。3のアニメ映画を制作したスタジオの個性を解説してほしいというオーダーで書いたものです。 夏のアニメ映画からスタジオの個性を見る アニメーションは集団作業である。そのため、作品には、監督に代表される制作者の個性だけではなく、集団作業のハブ(あるいは“場”)として機能するスタジオのカラーもまた多かれ少なかれ作品には反映されることになる。ここでは『ゲド戦記』『ブレイブストーリー』『時をかける少女』の3作品手がけた3つのスタジオを採り上げる。 一般的論としてスタジオの歴史を考えると、スタジオの個性を確立する黎明期と、規模の拡大と多様化が起きる発展期の二段階が考えられる。これをガイドとして3つのスタジオに当てはめると、それぞれのスタジオの違いが見えてく

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  • 藤津亮太の只今徐行運転中 : 表層的な、あまりに表層的な――『シスター・プリンセス』

    2006年12月06日10:46 カテゴリ仕事書籍 表層的な、あまりに表層的な――『シスター・プリンセス』 「『アニメ評論家』宣言」(扶桑社)を出版した折りに、bk1で予約された方への特典として書かれた、いわばボーナストラック的原稿です。来なら限られた方にのみ公開されている原稿ですが、既に3年が経過しているので、「そろそろ時効かな」と思いここにアップします。 表層的な、あまりに表層的な――『シスター・プリンセス』 12人は多すぎる。アニメ版『シスター・プリンセス』を見た誰もがそう思ったはずだ。 『シスター・プリンセス』というアニメは「電撃G'sマガジン」連載の読者参加企画「Sister Princess 〜お兄ちゃん大好き〜」のメディアミックス展開の一つとして制作された作品だ。ただし、アニメ化にあたってはずいぶんと大きなアレンジが施された。 雑誌企画のほうは、これは12人の妹の中から好み

    藤津亮太の只今徐行運転中 : 表層的な、あまりに表層的な――『シスター・プリンセス』
  • 「劇場版鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」 過剰さからもたらされる「これはアニメだ」というつぶやき : 藤津亮太の「只今徐行運転中」

    2006年11月15日02:09 カテゴリ仕事書籍 「劇場版鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」 過剰さからもたらされる「これはアニメだ」というつぶやき 「NewWORDS」(角川書店)の第1号のレビュー欄のために書いた原稿です。1号目はこれと、「攻殻機動隊S.A.C.」シリーズ総集編についての神山健治監督インタビューを担当。2号目では鈴木敏夫PDインタビュー、樋口真嗣監督インタビューを担当しています。そして2号から間が空いてしまいましたが、3号がこの11月下旬に出るそうで、そこではアジアのアニメ事情について取材(国内でできる範囲だけど)記事などを書いています。こちらも出ましたらまたご報告します。 (この原稿はnoteにアップしたため削除しました。https://note.mu/fujisturyota/n/n67933f2c0d82 こちらをどうぞ) 「仕事」カテゴリの最新記事

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