第24回 民主党に成り代わって「4点セットプラス1」を問う ~国民のためにいち早く政界を再編し、問題を根本から解決せよ~ 経済アナリスト 森永 卓郎氏 2006年3月27日 「4点セット」問題の根は一つ――アメリカに対する全面服従政策 永田議員のメール問題で、すっかり霞んでしまった「4点セット」。本来ならば、民主党にとって、小泉自民党を追い詰める千載一遇のチャンスだったはずだ。 しかし、いまやメール問題の決着もつかず、攻守ところを変えて、民主党は逆に追い詰められる立場となってしまった。 とはいえ、民主党が自滅したからといって、自民党の「4点セット」問題が消えてなくなってしまったわけではない。そこで、期待のできない民主党に代わって私が「4点セットプラス1」を追及していきたいと思う。 ご存じの通り、「4点セット」とは、小泉自民党を揺るがす次の4つの問題である。 1.防衛施設庁