【ニューヨーク=小谷野太郎】サッカーのイングランド・プレミアリーグの名門、マンチェスター・ユナイテッド(マンU)が10日、米ニューヨーク証券取引所に株式を上場した。 初日の取引は、売り出し価格と同じ14ドルで終えた。初値は14・05ドル、最高値も14・20ドルと、やや期待外れの船出だった。 マンUは1878年に創立され、リーグ最多の19回の優勝を誇る強豪だ。今シーズンからサッカー日本代表の香川真司選手が加入し、話題を集めている。 米国では、野球やアメリカンフットボールなどに比べ、サッカーの人気は低い。市場では、「地元の英国や人気の高いアジアで上場すべきだ」などの声も上がっていた。 新規株式公開(IPO)で、法人としてのマンUとオーナー一族のグレーザー家が各約833万株ずつを売り出し、計約2億3333万ドル(約182億円)を調達した。クラブが調達した約1億1030万ドルは負債の返済などに充て