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ブックマーク / xtech.nikkei.com (18)

  • 拡張現実(AR)の実用化は既に始まっている

    東京大学大学院情報学環教授の暦純一氏は拡張現実(AR=Augmented Reality)研究の第一人者。90年代から,現在提案されている様々なARアプリケーションの原型と呼べるシステムを多数開発・発表してきた。2月26日開催のカンファレンス「AR(拡張現実)ビジネスの最前線」で基調講演をお願いしている暦氏にARの過去と未来,商用化などについて話を聞いた。 もともとは1990年代の初頭にVR(Virtual Reality,仮想現実)を少し研究していました。“データグローブ”などを使う古典的なVRです。ただ,あれはやはり無理そうな気がしました。特殊な環境でしか使えないだろうと。そこでVRのような方向の研究よりは,もっとリアルワールドに直接作用する研究の方が良いと思いました。 ARを具体的に研究しようと考えたのは92年くらいです。一番最初に取り組んだのは,今ですと「セカイカメラ」とほとん

    拡張現実(AR)の実用化は既に始まっている
    y_yanbe
    y_yanbe 2010/02/06
    ARに関する @rkmt 先生の2009年2月のインタビュー。PS3のARのゲームやってみたい
  • ソースコードから見るグーグル気質、規律を持つ気さくな開発者集団

    グーグルはWebブラウザ「Google Chrome」など100種類を超えるオープンソースプロジェクトを社外に公開している。「Google Code」という開発者向けWebサイトでは、ソースコードだけでなく、グーグル社員同士のやり取りや仕事の進め方まで公開されている。そこから垣間見えるグーグル気質を分析する。(日経コンピュータ) グーグルのことを、「『世界中の情報を整理する』という大きな野心に向けて突き進むエリート集団」と思っている読者も多いだろう。そのような会社のプログラマであれば、書いたソースコードも厳しい規律に従う秩序だったものに違いない、と思うのが自然だ。 確かに、グーグルの開発スタイルの厳格さはよく知られている。例えば、グーグル法人の鵜飼文敏氏が行った講演を見ると、同社は、デザインドキュメント(コーディングの前に設計情報を文書化するプロセス)、コードレビュー(他のチームメンバ

    ソースコードから見るグーグル気質、規律を持つ気さくな開発者集団
  • 東大の喜連川優氏が米ACMのCodd賞を日本人として初受賞

    米ACM(コンピュータ学会)のSIGMOD(データ・マネジメント研究会)は2009年6月6日(現地時間),2009年のEdgar F. Codd Innovations Award(Codd革新賞)に東京大学生産技術研究所の喜連川優教授を選出したと発表した。同賞はリレーショナル・データベースの概念を考案したCodd氏の名を冠した賞で,日人としては初めての受賞となる。 喜連川氏は大規模データ処理を専門としており,文部科学省の「情報爆発」プロジェクト代表や,経済産業省の「情報大航海」プロジェクト戦略会議委員長を務める。 Codd革新賞受賞の対象となった業績は,高性能データベース技術への貢献である。具体的にはハッシュ-ジョイン・アルゴリズムの開発への貢献など。またハッシュ・ベースのアルゴリズムに基づいた共有メモリー・アーキテクチャによるファンクショナル・ディスク・システムを開発。1990年代に

    東大の喜連川優氏が米ACMのCodd賞を日本人として初受賞
  • クラウド時代の到来で、コンピュータサイエンスは「終わった」

    クラウド時代の到来で、コンピュータサイエンスは「終わった」 国立情報学研究所 アーキテクチャ科学研究系 教授 佐藤 一郎氏 「コンピュータサイエンスは終わった」。こう広言するコンピュータサイエンスの研究者がいる。国立情報学研究所(NII)の佐藤一郎教授だ。目ぼしい進展が見られない上、有望視されるクラウドコンピューティングの研究はクラウドを「持てる者」でないと困難だからだ。一方で、コンピュータサイエンスの研究成果は様々な分野に応用できると佐藤氏は主張する。(聞き手は、中田 敦=日経コンピュータ) 2008年後半から「コンピュータサイエンスは終わった」と明言しているそうですね。 コンピュータサイエンスが危機に陥っている証拠には事欠きません。バイオサイエンス(生命科学)と比べると、その差は歴然としています。バイオ分野では新しい実験装置や知見、医療技術、薬品が次々と登場しています。ところがコンピュ

    クラウド時代の到来で、コンピュータサイエンスは「終わった」
    y_yanbe
    y_yanbe 2009/05/26
  • SSD向けに最適化した全文検索エンジン、プリファードが発表

    ベンチャー企業のプリファードインフラストラクチャーは2009年3月10日、全文検索エンジン「Sedue 24」の新バージョンを発表した。SSD(ソリッドステート・ドライブ)向けに最適化したことで数百Gバイトのデータの高速検索をサーバー1台で処理できるようになった。従来は複数サーバーを連携しなければ不可能だった。価格は500万円から。 Sedue 24は「圧縮接尾辞配列」と呼ぶアルゴリズムを使用する全文検索エンジン。検索対象データと同程度の容量のインデックスをサーバーの物理メモリーに展開して検索速度を向上している。新バージョンでは、このインデックスの展開場所を物理メモリーからSSDに変えることで1台のサーバーで数百Gバイトに及ぶデータを高速に検索できるようにした。 旧バージョンでサーバーの物理メモリーを超える量のデータを検索するには、複数サーバーで分散処理する必要があった。例えば50Gバイト

    SSD向けに最適化した全文検索エンジン、プリファードが発表
    y_yanbe
    y_yanbe 2009/03/10
    > 新バージョンでは、このインデックスの展開場所を物理メモリーからSSDに変えることで1台のサーバーで数百Gバイトに及ぶデータを高速に検索できるようにした。
  • ヤフー、ブログ検索に自動分類や評判分析など6つの新機能を追加

    ヤフーは2007年2月28日、「Yahoo! Japan」のブログ検索機能に、「評判情報検索」や「まとめ検索」など6種類の新機能を追加した。ある話題に関する世の中の評判を提示したり、検索結果としてヒットしたブログをテーマによって自動分類したりする。ブログでいつ、何が話題になったのかを手軽に把握できる。「いずれもヤフーが自社開発した技術」(ヤフー 検索事業部 企画部の七里康敏プロデューサー)で実現しており、米ヤフーなどからの技術提供は受けていないという。 評判情報検索は、ブログの記事中から評判や評価を示す言葉を抽出し、それが肯定的なものか否定的なものかを解析する機能。解析結果を円グラフで表示するとともに、ブログ中で一緒に使われている言葉も提示する。例えば「しょこたん」といえば「中川翔子」「ブログ」などが表示される。内部的には、評価の対象となる語、属性を示す語、評価そのものを表す語、という3つ

    ヤフー、ブログ検索に自動分類や評判分析など6つの新機能を追加
    y_yanbe
    y_yanbe 2009/02/19
    やはりこういった研究は,データをもってるところでやるべきだと思った
  • 無いから作った人たち

    データベース技術の世界に新顔が次々と登場している。米Danga Interactiveの「memcached」、ミクシィの「Tokyo Cabinet」と「Tokyo Tyrant」、楽天の「ROMA」、グリーの「Flare」などだ。いずれも半導体メモリーを使って大規模データベースを高速処理する技術である。面白いのは、4社ともIT製品を開発するメーカーではないことだ。 4社は、Webを使ったサービス事業を手掛ける企業であり、来であればメーカーが開発した製品や技術を使う立場である。ところが、こうした「ユーザー企業」が自ら基盤技術を開発し、それを利用している。 memcachedやTokyo Cabinet/Tyrant、ROMA、Flareの中では、memcachedが一番古い。Danga Interactiveが自社のブログ・サービス「LiveJournal」を改善するために2003年に

    無いから作った人たち
    y_yanbe
    y_yanbe 2009/02/18
    良い話なんだけど,データの永続化技術とメインメモリを使ったキャッシング技術が記事の中でごっちゃになってる
  • 場の空気を可視化する「ソーシャルAR(拡張現実)」に大きな可能性

    拡張現実(AR)を使うどのようなアプリケーションやビジネスが考えられるのか。Webのコミュニティやサービスに詳しい日技芸の濱野智史リサーチャーは「ソーシャルAR」に注目する。「mixi」のようなARサービスに大きな将来性があるという。 現象として面白いなと思うのは,ニコニコ動画でCGM(Consumer Generated Media)的に技術開発が進んでいることですね。例えば「ARToolKit」という技術シーズがあって,それがフリーで公開されて,ニコニコ動画上でそのツールを用いて製作された作品が公開されたり,オープンソース的にハックされていくという流れがあって,その現象自体が非常に面白い。 これまで,研究所や大学の最新の研究成果に触れる機会というのは,どうしても限られてしまっていたと思うんです。これに対し,ニコニコ動画の「ニコニコ技術部」の作品というのは,技術開発の成果やプロセスその

    場の空気を可視化する「ソーシャルAR(拡張現実)」に大きな可能性
  • 不良ディスクからデータを回収するGNU ddrescue

    ソフト名:GNU ddrescue 開発者:Antonio Diaz氏 ライセンス:GNU GPL v3またはそれ以降 配布元:http://www.gnu.org/software/ddrescue/ddrescue.html GNU ddrescueは,読み出しエラーが多発するような壊れかけの記録媒体からデータを回収するツールです。読み出し可能なデータを先に回収する方式を採用しているので,一刻を争う事態でもより多くのデータを救出できます。 HDDに不良が生じた際,最も重要なのはデータをいち早く回収することです。不良の原因がコントローラか機械的なものかを問わず,多くの場合で時間経過と共に問題が大きくなってしまい,回収できないデータが増えるからです。 データ回収のポイントは「問題なく回収できるデータを優先して作業」することです。読み出しエラーが生じるデータにこだわってリトライを繰り返すと,

    不良ディスクからデータを回収するGNU ddrescue
  • NEC、顔認識機能付きデジタルサイネージ広告を東京・日本橋のカフェで実験

    NECは、プロントコーポレーションのカフェ店舗「Espressamente illy日橋中央通り店」(東京都中央区)で、顔認識技術を用いたデジタルサイネージの実証実験を行っている。ディスプレイの前に立った人の顔から性別/年齢層を自動判断し、時間帯情報を加味して適切な広告を表示する。 同社のデジタルサイネージボード「eye flavor」を店舗入り口に設置し、12月16日に実験を始めた。顔画像から割り出した属性(性別/年齢層)と時間帯に応じ、14種類ある広告のなかから適したものを配信する。広告視認率やPOSデータとの関連を分析し、顔認識機能付きデジタルサイネージ広告の効果を測定する。 配信する広告コンテンツは、NECデザイン&プロモーションが制作した。NECグループでコンテンツ作成からシステム構築/運用、実績ログ集計/分析を行い、総合的なデジタルサイネージソリューションを提供できるとしてい

    NEC、顔認識機能付きデジタルサイネージ広告を東京・日本橋のカフェで実験
  • ケータイで工事写真を送るだけ!あとはサーバーが自動分類する「現場パットリくん」

    最近、公共工事では鉄筋の配筋状態や溶接個所、コンクリートのスランプ試験状況など、ありとあらゆる ものを工事写真で記録に残すことが求められており、その流れは民間工事や個人の住宅にも広がって 来つつあるようです。 施工担当者にとって、この写真整理は非常に手間ひまかかる仕事です。一つの現場だけでも、日付別の フォルダを用意して整理したりと大変ですが、複数の物件を同時に施工する住宅などの工事では、 施主別にも管理しなければならないので、大変な仕事になります。 その仕事を、大幅に省力化するシステムが登場しました。 ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、 ケータイで撮って送るだけ で、サーバーが施主別に写真を整理、閲覧できるようにしてくれるというものです。 福井コンピュータが今日(12/17)、ASPサービスとして新発売した工事進捗管理サービス、 ARCHITREND Do! Photo「現場パットリくん」というも

    ケータイで工事写真を送るだけ!あとはサーバーが自動分類する「現場パットリくん」
  • Part5 Mac OS XのUNIXな使い方:ITpro

    最近,特にオープンソース関係の集まりなどに顔を出すと,Windowsマシンではなく,MacMacintosh)を持っている人の割合がかなり高くなっていることに気づきます。Macで動くOSといえば,Mac OS Xです。Mac OS Xはいろいろな顔を持ったOSです。まず,Mac独自のアプリケーション実行環境として「Carbon」と「Cocoa」を搭載しています(図1)。Microsoft OfficeやAdobe Photoshopといった市販のMac OS X用ソフトの多くはこの上で動作します。 Part1「今さら聞けないOSの疑問」,Part2「これがWindows Vistaだ!」,Part3 「Windows XP Tips 25 」,Part4「仮想マシンの仕組みを理解する」に続いて,Part5では,Mac OS X(2006年9月時点の「Mac OS X v10.4 (Tig

    Part5 Mac OS XのUNIXな使い方:ITpro
  • “21世紀のプログラムを作る君たち”に伝えたかったこと

    個人が成し遂げられることはどんどん大きくなっている。常識は短期間で変わる。今貴重なものは,やがて過剰になる。日市場を世界からへだててきた日語の壁はなくなろうとしている。ネットの向こうにいる仲間を信じよう---「U-20プログラミング・コンテスト」という,20歳以下を対象にしたコンテストに参加した若い技術者たちに,伝えたかったことだ。 ここ3年ほど,このコンテストの審査会にオブザーバという名目で立ち会わせてもらっている。なにしろ審査員のひとりであるまつもとゆきひろ氏が「私が応募しても入賞できないかもしれない」というレベルの高さである。思わず唸る完成度の高い作品あり,思わず吹き出してしまうユーモアのある作品あり。記者は好きに意見だけ言って審査の責任は負わないという美味しい役目でもあり,こんなに無料で見させていただいていいのだろうかというくらい楽しませていただいている(関連記事)。 ところで

    “21世紀のプログラムを作る君たち”に伝えたかったこと
  • 【ITpro Challenge!】「世界を変えられるのはコードだけ」---はてなCTO伊藤直也氏が明かす“ネトゲ廃人”から“なりたかった自分へ”の道のり:ITpro

    ITpro Challenge!】「世界を変えられるのはコードだけ」---はてなCTO伊藤直也氏が明かす“ネトゲ廃人”から“なりたかった自分へ”の道のり 「当の意味で世界を変えられるのはコードだけ。コードとインターネットの力で,10万人を驚かすことができた」---はてな 取締役最高技術責任者 伊藤直也氏は9月7日,イベントITpro Challenge!でこう語った。アルファギーク(技術の方向性を指し示す先鋭的なエンジニア)の代表格とも目される伊藤氏は,意外にも「ネトゲ廃人(ネットワークゲーム中毒者)」で「不満を会社のせいにしていた甘ちゃん」だったという。 ネトゲにはまった「何も生み出さない3年間」 伊藤直也氏とコンピュータの最初の出会いは早く,幼稚園の時に父親が買ってきた8ビット・パソコンで,雑誌に載っていたゲームのプログラムをキーボードから入力して遊んでいたという。だが,中学や高校

    【ITpro Challenge!】「世界を変えられるのはコードだけ」---はてなCTO伊藤直也氏が明かす“ネトゲ廃人”から“なりたかった自分へ”の道のり:ITpro
    y_yanbe
    y_yanbe 2007/09/10
    「いきなり頂上を見ると萎える。でも,コンプレックスは成長の兆し」
  • どうなっているの?あのソフトの仕組み - 今からでも遅くない!アルゴリズム入門:selfup

    Webの全体像を効率よく取り込み,分類する 「YSTのシステムは大まかに三つの機能に分かれます(図2)。最初は世界中のWebページをYSTのシステムに取り込む『クローリング(crawling)』という機能です」(Yahoo! JAPAN,リスティング事業部 検索企画室の宮崎光世氏,以下同)。 取り込むと簡単に言っても,Webページの数は膨大なうえ,更新の頻度や情報の質などがまちまちです。すべてのページに同じようにアクセスしていると非効率なことこの上ありません。そこで,限られた時間で質の良い検索ができるようにするための工夫をしています。例えば,クローリングを繰り返すうちに頻繁に更新されることがわかったページは短いサイクルでチェックし,ほとんど更新のないページはチェックの頻度を落とす,といったことをしているそうです。 ただ,更新の頻度が単に高いだけではダメです。重要性が高いと考えられるWebサ

    どうなっているの?あのソフトの仕組み - 今からでも遅くない!アルゴリズム入門:selfup
  • Apache,Java対応オープンソースRDBエンジン「Derby」を正式リリース

    オープンソースのWebサーバー・ソフトウエア開発を手がけるApache Software Foundation(ASF)は,Java対応のオープンソース・リレーショナル・データベース(RDB)エンジン「Apache Derby 10.1.1.0」を公開した。ASFが米国時間8月3日に明らかにしたもの。Derbyとして初めての正式リリースで,ビルド番号は208786。 同RDBエンジンの開発は,オープンソース化された米IBMのRDB製品「Cloudscape」をベースに行った(関連記事その1,その2)。IBM社は50万行を超えるソースコードを公開するとともに,技術情報なども提供している。 APIには,標準的なSQLJava Database Connectivity(JDBC)を採用。JDBCドライバ付き内蔵エンジン,ネットワーク・サーバー,ネットワーク・クライアントJDBCドライバ,コマ

    Apache,Java対応オープンソースRDBエンジン「Derby」を正式リリース
  • 米Yahoo!が「My Web 2.0」ベータ版をリリース,コミュニティの知識を検索・共有可能

    Yahoo!はパーソナル検索サービス「My Web 2.0」の早期ベータ版をユーザー数限定でリリースした。同社Yahoo! Searchチームが米国時間6月28日にブログで明らかにしたもの。通常のWeb検索に加え,友人どうしやコミュニティ内で知識およびノウハウを共有可能な「ソーシャル検索」を提供する。 「リンクやアンカー・テキストがWeb検索の大幅な向上を実現したように,ソーシャル検索では,人々や信頼のおけるネットワークが重要なよりどころとなる」(Yahoo!社) My Web 2.0の主な特徴は以下の通り。 ・関心のあるWebページの保存やコメント追加が可能。タグを付けて,コミュニティ内で検索および共有できる ・コミュニティ形成の方法は,知り合いを電子メールで招待するほか,「Yahoo! Address Book」「Yahoo! Messenger」「Yahoo! 360」に登録済みの

    米Yahoo!が「My Web 2.0」ベータ版をリリース,コミュニティの知識を検索・共有可能
  • ユーザーがコンピュータを「強く」する

    「頑丈」「強固」「耐えられる」。そんなうたい文句がノート・パソコンのカタログに踊り始めた2005年。こうした言葉を前面に押し出すのは禁句だと思っていた筆者は,少なからず驚いた。というのも2年ほど前,メーカーの担当者は口を揃えてこう言ったからだ。「壊れにくいという表現はカタログに使えない」 日経バイト2003年8月号で執筆した「パソコン仕様の正しい読み方」の取材中に聞いた話だ。当時は,砂漠や建設現場といった過酷な環境で使われることを想定して設計した特殊なノート・パソコンが,企業向けのカタログでその堅牢性をアピールする程度。カタログで堅牢性をうたうコンシューマ市場向けのノート・パソコンは皆無だった。 かつての禁句が今や惹句になっている。果たして実際にノート・パソコンは壊れにくくなったのか? 堅牢性をうたっていないメーカーの製品はどうなのか? そんな個人的な疑問から立ち上げた企画を日経バイト7月

    ユーザーがコンピュータを「強く」する
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