最近世間を騒がせているクライメートゲート事件に関する記事を読んでいて、拙ブログで少し前に取り上げた筑波大プラズマ研究改竄事件となんか似ているな、と思ったので、以下に気が付いた共通点を思いつくままに挙げてみる。なお、あくまでも素人による感想レベルの比較であることはお断りしておく。また、だから何なんだ、と問い詰められても困るが、巨大科学のスキャンダルにおける構造をアネクドート的に探る手掛かりくらいにはなるかもしれない、とは考えている。 1.ノイズの大きなデータのグラフから変曲点を見い出している ●クライメートゲート事件:ホッケースティック曲線 …グラフの大部分の期間を占める青い線は、木の年輪、サンゴ、氷床などに刻まれた間接的なデータから復元した過去の気温の変動、最近200年程度の赤い線は温度計で測られた気温の変動です。青い線と赤い線をつなぐと、何百年間もほとんど変動がなかった気温が近年のみ急上