9/29に荻窪ベルベットサンで行われたトークイベントに行ってきた。実は荻窪は縁遠く、ほとんど下車した記憶がない。ただ、中央線沿線特有のサブカルっぽさが漂っており、小劇場のような建物や古書店が並んでいた。若い女性が肩から下げる黒くて小さいバッグが、中央線フィルターでほぼ一眼レフに空目できるくらいの感覚で街を歩いていた。 今回のイベントは、斎藤環著『世界が土曜の夜の夢なら』をベースに行われたのだが、いかんせん飛び込みで参加したので未読だった。また、斎藤環氏の他の著作には目を通していたが、海猫沢めろん氏についての予備知識がゼロだったので、豹柄の服を着たホスト風イケメンが登壇していて驚いた。しかも、経歴がかなり特殊で元ホストだったらしい。しかも、元ホストだっただけに(本人は辞めたくてしょうがなかったらしいが)話が上手で、キャッチーな言葉で度々観客をわかせていた。一方斎藤氏は冷静な分析で硬軟織り交ぜ