NECは2020年11月13日、米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)とコーポレートレベルの戦略的協業契約を締結したと発表した。NECはAWS導入のための体制を強化し、官公庁などからの受注増加を狙う。 NECは日本の官公庁などにおける幅広いシステム導入ノウハウを生かし、業種に最適化した形でAWSのパブリッククラウドサービスを導入するマネージドサービスを開発し提供する。既にNECは2020年10月にAWS上で稼働した政府の「第2期政府共通プラットフォーム」で運用管理業務を受注している。 さらに、NEC自身も2020年7月、自社で利用している欧州SAPのERP(統合基幹業務システム)パッケージの基盤としてAWSを導入するプロジェクトを立ち上げた。グループ企業のアビームコンサルティングとも連携。プロジェクトを通じて大規模基幹業務でAWSを導入するためのコンサルティングや構築・運用のメニューを開発