アメリカ大統領選挙の共和党の大統領候補にドナルド・トランプ氏が指名され、受諾演説の中で、国益を最優先する「アメリカ主義」を掲げました。当初、本命視されていなかったトランプ氏が、なぜ、ここまで支持を広げることができたのか。慶應義塾大学教授でアメリカ政治が専門の中山俊宏さんに聞きました。 ″暗いアメリカ″を強調 Q:トランプ氏の演説で印象に残ったのはどんな点でしょうか。 中山教授:これまでの大統領候補は、たとえ社会が厳しい状況に置かれていても、「アメリカには明るい未来がある」というメッセージを訴えかけることが常でした。その典型がレーガン大統領の「モーニング・イン・アメリカ」というメッセージです。 ところが、トランプ氏の演説は違いました。テロの脅威、不法移民、自由貿易、そして、グローバリズムー。アメリカを追い詰める、いわば“よからぬ暗い勢力”を強調し、アメリカがこうした“闇”に覆われた原因は、オ
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