米国のサイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(CISA)と連邦捜査局(FBI)は、2022年に入ってから、あるランサムウェアを使用した攻撃で100以上の組織が被害を受け、被害額が6000万ドル(約82億円)を超えていると警鐘を鳴らした。 今回発表された共同アドバイザリーでは、「Cuba」と名付けられたランサムウェアを使用した攻撃の件数と身代金の要求額が急増していると警告している。 アドバイザリーによれば、Cubaを使用した攻撃の標的になっているのは、重要インフラや金融サービス、医療機関、情報技術、行政サービスなどだ(ランサムウェアの名称は「Cuba」だが、攻撃グループとキューバの国は無関係とみられている)。 FBIは、情報が公開されている最新の日付である2022年8月現在で、Cubaの被害を受けた組織は世界で100以上に上り、合計で1億4500万ドル(約200億円)以上の身代金が要求