最近、箱根に移住してきて、住んでいる場所への感覚について考えるようになりました。住めば都の “都” とは、いつから都なのか? いつになれば “地元感” が生まれてくるのか? 辞書を引いてもピンとこないから考えました。 「住めば都」の意味 この「住めば都」という言葉の辞書的な意味はこうです。 どんな所でも住み慣れればそこが最も住みよく思われるものだ。 大辞林より わたしはこれが絶対間違っている——とまでは言いませんが、ずいぶん気の抜けた意味だな、とは思っています。 箱根でのこと 最近、縁あって箱根に越してきました。近所のスーパーも把握し、ゴミを出す曜日も頭に入ってきて、どうにか生活ができあがってきたところ。 「住めば都」の言葉の通りであれば、そろそろこの場所が “都” になってくれなければいけない時期です。 ところがいつまでたっても “都” にならない。 “住み慣れる” と “都” の間には
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