ILM(インフォメーション・ライフサイクル管理)に取り組む企業の悩みの種は,古いデータをより低価格のストレージに移す「データ移行管理」である。先日米Oracleが「データベースこそが,Oracleデータベースの移行先である」と発表して注目を集めた。米IBMや米Sun Microsystemsの動向を見ても,データベース管理とストレージ管理の境界があいまいになっているのは間違いない。データベース・ソフトのベンダーが,ストレージ管理機能を取り込み始めているからだ。 ILMとは,ストレージ装置を階層化して管理し,アクセス頻度の高い新しいデータは高速なストレージに保存する一方で,アクセス頻度が低い古いデータは低速ではあるけれども安価なストレージに移すことで,コスト削減を狙うことだ。従来ILMやストレージの階層化などは,ストレージ管理ソフトの領域だった。ところが米Oracleは,この流れを変えようと
ファイバチャネルでつなぐ意味――SANの実現に向けて:ファイバチャネルか?IPか? SANテクノロジー最前線(1/3 ページ) これまでは、SANといえばファイバチャネルを利用するものであった。今回は、ファイバチャネルの構造や形態について解説し、どのようにしてファイバチャネルを利用してSANを構築していたのか、その概要を見ていこう ファイバチャネルの構造 SANが企業システムのインフラとして採用されるようになったのは、ファイバチャネルが登場してからである。IP-SANの技術が確立するまでの間、ファイバチャネルはSANの代名詞でもあった。 そのファイバチャネルとは、どんなものなのだろうか。ファイバチャネルは、もともとFCSI(Fibre Channel System Initiative)という業界団体が基本となる物理層の標準(FC-PH=Fibre Channel Physical and
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く