製版する時に光らせるランプが怖かった。インクを乾かすためにはがきを床じゅうに広げていた……。SNSどころか携帯電話もメールもない時代、年の瀬の家族の年賀状作りに、欠かせないものがあった。家庭向け印刷機「プリントゴッコ」。最近、めっきり見なくなったが、今も販売しているのだろうか。製造元の理想科学工業(東京都港区)を訪ねた。 【写真】プリントゴッコで作った年賀状(理想科学工業提供) ■当初は「知育玩具」 発売は、1977年。創業者で社長だった羽山昇さん(2012年に87歳で死去)は当時、スクリーン状の版にごく小さな穴をあけてインクを通す「孔版印刷」に力を入れていた。印刷には、はんこのように出っ張った部分にインクをのせる「凸版印刷」、金属板の凹部分にインクをのせる「凹版印刷」、水と油の反発を利用した「オフセット印刷」などの方式があるが、羽山さんは、スピードとコストの面で「孔版」に利点があると確信
凸版印刷は3月13日、縦横ともに0.75ミリメートルのマイクロブック『四季の草花』を製作したと発表しました。世界一小さい本として、凸版印刷が運営する「印刷博物館」に展示するほか、29,400円(税込)で販売します。 ▽ 凸版印刷、世界で一番小さい本『四季の草花』の製作に成功 |凸版印刷 ▽ 印刷博物館:ミュージアムショップ オリジナルグッズ 『四季の草花』は、草花12点のイラストと、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベットの文字が印刷されたマイクロブックです。全22ページのうち4ページには、絵柄の中に線幅0.01mmの極小文字を隠し文字として印刷しています。 実物は、製造工程の映像ともに、印刷博物館の総合展示で展示されます。総合展示の会期は2013年12月31日(火)まで。館内のミュージアムショップでは、ルーペとセットで販売します。 凸版印刷は、1964年からマイクロブックを製作しています
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