シスコは11月6日、スイッチ/ルーターの最上位機「Cisco Catalyst 6500」シリーズにおいて、仮想化機能が搭載できるようになったと発表した。ここでいう仮想化とは冗長化のための2台のスイッチ/ルーターをあたかも1台のように扱えること。これによって、冗長化のためのプロトコルを運用する必要がなくなった。シスコによると、「世界初の取り組み。米国に先駆けて日本で発表した」(ルーティング&スイッチングマーケティング佐々木明夫プロダクトマネージャー)という。 具体的には、「Virtual Switching System(VSS)」という技術で、2台のCatalyst 6500と2つの回線をあたかも「1台と1回線」として運用できるようにした。2台のCatalyst 6500は同期して稼働する。これによって、機器監視のためのプロトコル「HSRP」や「VRRP」、冗長化プロトコルの「STP」が
![シスコがスイッチの仮想化で冗長化プロトコル廃止、障害時の即時切り替え可能に](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)