己を知るということの難しさ 自分探しが終わらない人には、読むことをオススメします。 「自分探し」を否定しきれない人に 読んだので感想です。 ほかの人のエントリでもちょこちょこ書いてあるんだけど本書の主要な目的というのは「自分とは何か?(自他の境界とはどういうところにあるのか?)」ってところではなくなんかよくわかんないけど構築されてきた自分探しブームの周辺状況について事例網羅的に説明してあるところあるように思った。 っていうか、あとがきで著者も言っていたように元々は「終身雇用や会社中心主義が崩壊した社会における、新しい労働のスタイルを取材し、まとめる」というところから立ち上がった企画のようだったので労働関係と自分探しの関連性についての記述がもっとも印象に残った。 具体的に言うと、「自分探し」「夢追い人」的な就業スタイルとしてフリーターがある。これをして一部の人は「いつまでもフラフラして」みた