6日午後1時55分頃、群馬県渋川市赤城町棚下のがけ下で、男性が倒れて死亡しているのを渋川署員が発見した。 がけの約30メートル上の市道わきには男性所有とみられる黒い乗用車とカメラの三脚があった。現場はJR上越線の鉄橋を見下ろす山中で、鉄道ファンの撮影スポットとして知られる。同署は男性が撮影場所を探しているうちに誤って滑落した可能性があるとみて身元の確認を急いでいる。 発表によると、男性は40歳代とみられ、身長約1メートル65。黒っぽいパーカに茶色いズボン姿だった。同署が6日朝、付近の住民から「4、5日前から不審な車が山中に駐車してある」との110番を受け、周辺を捜索していた。 JR東日本高崎支社によると、上越線の高崎―水上駅間では1〜5日、D51形蒸気機関車が牽引する臨時列車「SLみなかみ」が運行していた。