休みの国/追放の歌(1969年作) そして、「追放の歌」である。 決して誰もが知っているわけではないけど、 確実に「あの時代」を象徴する歌だとボクは思う。 この歌のスゴさを何点か挙げよう。 1 何一つ政治的な言葉を伝わずに、当時の政治状況を雄弁に語っているところ 2 1969年春に録音された曲なのに、すでに70年代以降のシラケの時代を予見しているところ 3 60年代末の状況を歌っていながら、どの時代にも有効なメッセージソングになっているところ と、褒めたてておいて何だが、曲は拍子抜けする程穏やかなフォークである。 高橋照幸の決して上手くないヴォーカルに、ジャックスの演奏がそっと寄り添う。 木田高介のビブラフォンが素晴らしく美しく、夕暮れの静けさを思わせるいい演奏である。 (つのだひろ?のドラムスが若干浮いている気がしないでもないが・・・。) この歌が発表されたのは、1969年6月。 新宿西
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