児童6人が新型コロナウイルスに感染し、クラスター(感染者集団)が発生したとみられる北九州市小倉南区の守恒小について、厚生労働省のクラスター対策班の調査で、感染した児童が一緒に遊んだり、下校したりするなどの交流があったと確認されたことが、複数の関係者への取材で分かった。対策班は児童間で感染が広がった可能性があるとみている。 同市での感染再拡大を受け、対策班は5月下旬に現地入りして調査。12日、市側に対して中間的な報告を行った。 守恒小では5月28日に最初の児童の感染を確認し、その後、今月5日までに児童計6人の感染が確認された。対策班の調査で、このうち同じクラスの一部児童は席が近く、一緒に遊んだり、下校したりしていたことが分かった。対策班は市への報告で児童間の交流と感染の間には関連性があるとの見方を示したという。 市はこれまで「現段階で国内の小学校での集団感染例はない」として、児童間での感染は