2019年2月28日、新生銀行本店で「2019年 新生ハッカソン」の最終成果発表会が行われた。新生銀行グループが3年前から開催するこのハッカソンは、最新技術を取り入れた革新的な金融サービスの創造と、金融業界におけるデータサイエンス人材の育成を目的としており、大学生/大学院生を参加対象として実施されている。 新生ハッカソンの特徴は、新生銀行グループが保有するリアルデータを使って、リアルなビジネステーマに取り組む点にある。具体的には、匿名化された数十万件の個人向けカードローン顧客データを用いて、「カードローン商品に申し込んだ顧客が1年後に貸倒れする確率」を予測するモデルを開発し、予測精度や発想の新規性、発展性を競う。最優秀賞の参加者には賞金30万円が授与される。 第3回目となった今回、100名を超える応募者の中から選出されたのは12名の学生。2月18日から土日を除く9日間、データ分析環境が用意
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