死すべき定めの人間と不死のエルフの愛。トールキンの100年前の作品が出版へ2016.10.26 21:119,851 勝山ケイ素 ファンタジー小説「指輪物語」の著者J・R・R・トールキンの作品が、新たに2017年に出版されるとEW.comが報じ話題を読んでいます。 タイトルは「Beren and Luthien」。1917年に「The Tale of Tinúviel」の題で執筆されてから100年の時を経て、初めて単独書籍として出版されます。描かれるのは人間のベレンと、エルフのルーシエンの恋物語です。 40年以上前に亡くなっているトールキンの新刊が読めるというだけで興奮もののニュースですが、ここでは「Beren and Luthien」という作品の位置づけについて特筆すべき3点をまとめます。 「指輪物語」との関係性 「Beren and Luthien」は完全に独立した小説ではなく、「指輪