今週も先週と同様に,ソフトウエアの保守の機能を紹介します。 何らかのシステムを稼働させているときに,調子がおかしくなったことはありませんか。動作が重くなったり,Webアプリケーションだとレスポンスが遅くなったりとか。そんなときに役に立つのがJ2SE 5.0で導入されたMXBeanです(MXBeanの詳細は本連載の「JMXでソフトの健康をがっちり管理」をご覧ください)。 MXBeanが提供している情報に簡単にアクセスするためのツールがjconsoleです。 J2SE 5.0では,jconsoleでJava VMにアタッチするには,システムの起動時にオプション-Dcom.sun.management.jmxremoteを指定しておかなければなりません。これがくせ者でした。 普通はそんなオプションをつけて起動しませんよね。調子が悪くなってから,はじめて「あぁ,起動オプションをつけておくのだった」