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ブックマーク / keigotakeda.typepad.com (1)

  • 私にホープツーリズムはできますか?

    最近取材した医療研究者が言っていた。難病の治療法を臨床研究しているその人のもとには、メディアの報道などでその療法を知った患者やその家族から「治療を受けたい」との問い合わせがしばしばある。 臨床の資格要件や枠は狭いので、ほとんどの人には断らざるをえない。そうすると、たいていは「わかりました。がんばってください。早く薬になることを祈っています」と言って去っていく。 でもこのあいだ一人、違うことを言った患者がいた。「私に何ができますか」と、その人は聞いてきた。アメリカでの研究生活も長いその研究者によれば、日ではとても珍しいことだという。 公的保険が完備された日では、医療は「タダで空から降ってくるもの」だと人々は当たり前のように思っているようにみえる。 アメリカでは論文が出ただけで患者団体がファンドレイジング(資金集め)に動き始めるし、臨床研究を外れた人たちも寄付をしたり、せっせと地元の議員に

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