7月29日にペンシルベニア州で開かれた民主党全国大会以降、米大統領選挙はヒラリー・クリントン前国務長官が、ドナルド・トランプ候補に対し優勢な流れとなっている。世論調査ではクリントンの支持率が7~8%上回っている状況だが、この流れの背景には何があるのだろうか。 クリントン氏優勢の流れにある背景とは? 第一に、トランプの妻、メラニア夫人によるスピーチの盗用など共和党大会が問題だらけだったのに対し、今回の民主党大会は近年でもっともまとまりのある大会だったことが挙げられる。バラク・オバマ大統領やミシェル夫人、ジョー・バイデン副大統領に加え、ビル・クリントン元大統領や、チェルシー・クリントンによる演説はいずれも説得力があった。また、サプライズゲストの登壇者たちの演説も、対抗馬であるトランプの大統領としての適性に疑問を呈するのに非常に有効だった。 特に、マイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長による
8月23日から24日、日中韓外相会談が東京で開かれ、中国の王毅外相が就任以来初めて日本を訪問した。23日の晩、王外相は日本の岸田文雄外相主催の歓迎晩餐会に出席。翌日にはメインの三カ国外相会談に参加したほか、旧知の自民党の二階俊博幹事長と会い、岸田外相との日中外相会談にも応じた。最後には、韓国外相と共に安倍晋三首相への表敬訪問も行った。 急に変化した対日姿勢 このようにして、王外相は短い日程の中で精力的な対日外交を展開したことがよく分かるが、さらに注目されるのは、一連の会談において王外相の示した、意外とも言えるほどの柔軟な対日姿勢である。 たとえば、岸田外相との会談後、王外相は「小さい問題が残っているが、日本側も(中国側と)同様に前向きな意志があれば、われわれはすぐに合意できる」と述べ、海洋での不測の事態回避に向けた「海空連絡メカニズム」に関して、高級事務レベル協議を開いた上で早期にスタート
「清水の舞台から飛び下りる」。決死の覚悟で思い切った物事をするという意味のことわざだ。 1633年に3代将軍徳川家光によって再建された清水の舞台は、京都観光の定番コースのひとつ。約12mの高さから下をのぞくと目がくらむようだ。 実は、この舞台からの「飛び下り」は、ただの比喩ではない。『清水寺成就院日記』という書が残されており、それによれば江戸時代の1694年から1864年の間に、実際に飛び下りた事件は235件。234人が飛び下りに挑戦しており、驚くことに2度も挑戦した猛者までいたようだ。挑戦者の生存率は85・4%で、意外に多くの人が助かっている。 実は飛び下りた人々の目的は自殺ではなかった。庶民の間では清水の観音様に命を預けて飛び下り、命が助かると願いが叶うという信仰があったのだ。 挑戦した男女比は、7対3で男性が多く、最年少は12歳、最年長は80代だったという。年齢別では10~20代が約
京都大学法学部卒業。米国ダートマス大学タック経営大学院留学(MBA)、東京銀行、岡本アソシエイツ、日本福祉サービス (現、セントケア)を経て独立し現職。名古屋大学客員教授(平成26年度後期)。企業規模、業種を超えた「経営の原理原則」を元に、幅広く経営コンサルティング活動を行う一方、年100回以上講演を行う。『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』(ディスカヴァー21)など著書は150冊を超え、現在も経済紙等に連載を抱える。 小宮一慶の週末経営塾 経営課題を抱えて日々悩む経営者に向けて、数々の企業経営者に伴走してきた経営コンサルタントの小宮一慶氏が課題解決の「ヒント」を提供。どんな業種にも通じる経営の原理原則をおさえながら、経営者はどうあるべきか、実際の経営現場で何を実行すべきか、を語る。 バックナンバー一覧 「一流」と「一人前」はどう違う? 「半人前」の新入社員の頃は「一人前」になること
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く