丸善が創業以来、140 年にわたり考えてきた「知とは何か」「人と本のかかわり」というテーマに、松岡正剛の30年におよぶ編集的方法と読書世界が出会い、ここにひとつの実験空間が誕生しました。 本には人類のあらゆる英知と行為が、また人々の欲望と消費のすべてが折りたたまれています。読書を一過性の体験から開放し、「読書をする社会」を拡張していくには、“ブックウェア” ともいうべき本をめぐる生態系のようなしくみから考える必要があります。 ブックウェアでは、本たちが読前・読中・読後でつながり、そこには「本を贈る文化」や「共読する文化」なども開花するでしょう。 松丸本舗では、「本の見せ方」「本の接し方」「本の読み方」をさまざまに変容させ、より大胆に独創的で挑戦的なブックウェアの実験をシーズンごとに 試みます。著者と読者と書店の関係に新たな風を吹き込むことをめざします。 さらには版元・編集者・翻訳者