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ブックマーク / courrier.jp (389)

  • 人手不足に地価高騰… 米誌が「ニセコの投資ブームに陰り」と報じる理由 | 計画の再検討を迫られる事業者たち

    海外からの投資が過熱する日有数のスキーリゾート地ニセコでは、いまコスト高騰などが原因で手を引く開発業者が増えている。 米誌「ブルームバーグ・ビジネスウィーク」が、開発計画を断念したニセコの事業者たちに話を聞いた。 開発コストは10年前の「3倍」 近年、ニセコから巨額の利益を得ようとしている開発業者らの思惑が外れつつある。海外投資家たちからの投機により、日の地価が史上最大レベルに高騰しているからだ。 ニセコで何年間も働いてきた開発業者たちによると、10年前と比べて開発費用が3倍にも跳ね上がったという。この2年間だけでも約30%もの値上がりだそうだ。銀行からの融資が難しくなったことや、行政が大規模な開発を制限したこともあり、新規投資のハードルは高くなっている。 「いまニセコに投資する人は、かなりのチャレンジャーです」と、ニセコの不動産会社ニセードの創業者ジョナサン・マーティンは語る。

    人手不足に地価高騰… 米誌が「ニセコの投資ブームに陰り」と報じる理由 | 計画の再検討を迫られる事業者たち
  • 米紙が指摘 トヨタのハイブリッド車の突然の成功は業界の抜本的変化の現れだ | 「EVは唯一の解決策ではありません」

    トヨタといえばEVシフトへの遅れを指摘されていたが、ハイブリッド車に注力するという決断が効を奏していると、米紙「ニューヨーク・タイムズ」が報じている。 EVに「無気力だった」トヨタ 今日のようなハイテク、ハイリスクな自動車業界では、運勢はすぐに変わってしまうものであり、トヨタ自動車ほどその好例はない。 少し前まで、トヨタは電気自動車の分野で危険なほど遅れをとっているように見えた。電気自動車のパイオニアであるテスラは急成長を遂げ、世界で最も価値のある自動車メーカーとなった。テスラの成功を見て、ゼネラル・モーターズやフォード・モーターといった他社は、多くの消費者がバッテリー駆動の自動車やトラックに乗り換える準備が整っていると判断し、遅れを取り戻すために数百億ドルを投資し始めた。 しかし、トヨタはもっと慎重だった──あるいは無気力だった、と批判する向きもある。トヨタは、これまで米国でわずか2車種

    米紙が指摘 トヨタのハイブリッド車の突然の成功は業界の抜本的変化の現れだ | 「EVは唯一の解決策ではありません」
  • ゴールドマンは間違っている! 米メディアが選ぶ日本企業「七人の侍」 | トヨタ、三菱商事、東京エレクトロン、スバルなど

    ゴールドマンにもの申す! 人呼んで、「七人の侍」。2月下旬にゴールドマン・サックス証券のアナリストたちが発表したタイムリーなレポートが東京で話題となっている。 それはアメリカの株式市場を支配する7銘柄を示す「マグニフィセント・セブン」(映画『荒野の七人』の原題)の日版ともいうべき、日国内の有力銘柄を示すものだった。 ゴールドマン・サックスが一流銘柄をふるいにかけた結果、残ったのは以下である。 トヨタ自動車、スバル、三菱商事。これに加え、SCREENホールディングス、アドバンテスト、ディスコ、東京エレクトロンの4つの半導体企業である。 個人的には半信半疑の内容だ。スバル? ホントに? 家「マグニフィセント・セブン」は、ただ有力銘柄をまとめただけの用語ではない。バンク・オブ・アメリカのアナリスト、マイケル・ハートネット発案のこの用語が人に知れ渡ったのは、これらの銘柄の成績が良いというだけ

    ゴールドマンは間違っている! 米メディアが選ぶ日本企業「七人の侍」 | トヨタ、三菱商事、東京エレクトロン、スバルなど
    yamamototarou46542
    yamamototarou46542 2024/03/18
    神戸物産入れよう
  • 国が衰退しているのは明らか─それでも日本人の「平和ボケ」はいまも健在 | どうしてそんなに無頓着?

    進む少子高齢化、成長しないどころか後退しはじめた経済、そして頼りにならない政府──そんな危機迫る状況にもかかわらず、なぜか日国民は落ち着いているようだ。その“不思議”を米紙「ニューヨーク・タイムズ」が解説する。 数十年間ほとんど成長をみなかった景気が、いまや後退段階に。減り続ける人口、昨年の出生数は過去最低。政治が硬直しているように思われるのは、事実上権力を握っているのが一党であり、どれほどスキャンダルまみれになろうと、不支持率が高まろうと、その状況に変わりがないからだ。 でも、ご心配なく。ここは日、悪い情報はすべて相対的なものだ。 まあ見てみよう。日みたいな現状ならば、社会的荒廃の兆候、たとえばゴミの散乱、路面の穴ぼこ、ピケライン(ストやデモの際に張る監視線)等々を想像するだろうが、それはまず見当たらない。安定ぶりとまとまりの良さはいまも驚くほどで、破滅が差し迫っている感じはほとん

    国が衰退しているのは明らか─それでも日本人の「平和ボケ」はいまも健在 | どうしてそんなに無頓着?
    yamamototarou46542
    yamamototarou46542 2024/03/17
    これは随分辛口だ/記事の理屈を援用するとアメリカは「殺人ボケ」「戦争ボケ」「窃盗ボケ」してると言っても良さそうだな。選挙制度もおかしい。でもアメリカ人は現状を変えようとしないね。ことなかれ主義かな?
  • 萩尾望都が仏紙に語る「漫画を描いて、母の抑圧からの解放を模索した」 | BLの礎を築いたアーティスト

    漫画が人気なフランスだが、いわゆる少女漫画の作品はまだあまり知られていない。そんななか、フランスで1月末に開催されたアングレーム国際漫画祭に合わせ、大規模な萩尾望都回顧展がアングレーム市美術館で開催された(2024年3月17日まで)。これを受け、仏紙「ル・モンド」がオンラインで萩尾にインタビューをしている。 戦後日漫画界の立役者 萩尾望都の50年以上に及ぶ創作活動から生まれた作品の数々に目を通すと、痛感することがある。それは、フランスが世界有数の日漫画消費国を自負するわりに、日漫画の受容においてすっぽりと抜け落ちてしまっている部分があることだ。 これは萩尾だけに限った話ではないが、フランスでは、日の著名女性漫画家の作品の多くが出版されていないのだ。1972~76年に描かれた萩尾の初期の名作『ポーの一族』のフランス語版が出版されたのは、2023年に過ぎない。 1949年生ま

    萩尾望都が仏紙に語る「漫画を描いて、母の抑圧からの解放を模索した」 | BLの礎を築いたアーティスト
  • はるばる旅してまで食べる価値がある「世界のご当地料理」10選 | 日本からは意外な料理がランクイン

    ご当地料理が旅の楽しみという人も多いに違いない。現地で味わうからこそ格別な料理を、世界のディープな旅先を紹介する米トラベルメディア「アトラス・オブスキュラ」が世界中から厳選──。べたことがある料理はあるだろうか? 初めての場所を体感するのに最適な方法のひとつが、ご当地のだ。熱々のヌードルやロッココ・クッキーなどは、現地の人々について、また移民、権力、農業の歴史についても多くを語ってくれる。 そんなわけで、現地に旅してまで味わいたい料理をいくつかご紹介しよう。 カオラウ(ベトナム) カオラウは、とくにその伝統的なタイプだと、けっして国際化はされないだろう。 この料理はベトナム、中国、日料理技術の「るつぼ」であり、炒めた豚肉、さまざまなハーブ、パリパリの煎、カリッと揚げた豚の皮などのトッピングは再現できるかもしれないが、主役の材料は、ベトナムのホイアンの土壌でしか生み出せない。 その

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  • 英紙「トヨタが心血を注ぐ水素カーは電気自動車を超えられない」 | 自動車分野で水素を生かせる道はあるのか?

    水素カーはEVを超えるか? 水素は魅力的な物質だ。もっとも軽い元素で、酸素と反応すると水のみを生成し、豊富なエネルギーを放出する。目に見えないこのガスこそ、未来のクリーン燃料にふさわしく見える。世界トップクラスの自動車メーカーのなかには、排ガスをいっさい出さないゼロエミッション車の次世代技術として、水素がバッテリーの座を奪うことを期待している企業もある。 これまで紙「フィナンシャル・タイムズ」は、電気自動車(EV)の火災リスクからバッテリー材料の採掘問題、航続距離の不安、コストの懸念、カーボンフットプリントまで、EVのさまざまな課題を取り上げてきた。電気自動車を批判する人々の多くは、ガソリンやディーゼルエンジンの使用を全廃すべきではないと主張している。そこで今回は、次の問題を検証する。 「水素は第3の道を提供し、バッテリーを凌駕できるのか?」 自動車産業における水素の役割をもっとも強く主

    英紙「トヨタが心血を注ぐ水素カーは電気自動車を超えられない」 | 自動車分野で水素を生かせる道はあるのか?
  • 「ヴィム・ホフ・メソッド」には効果があるかもしれない 新研究で示唆 | “冷ややか”なツッコミも…

    氷風呂に飛び込んだり、わざと大きく息を吸ってから止めたり──「アイスマン」ことヴィム・ホフの信奉者らは、こうした訓練がもたらす身体的・精神的なメリットを熱烈に支持している。 そうした訓練がじっさいに体内の炎症レベルを下げるかもしれないことを示す新たな研究が発表された。その一方で専門家らは、「ヴィム・ホフ・メソッド」の実践にはリスクがないわけでないと強調する。 ホフはオランダ人のアスリートで、氷の下を泳いだり、氷雪のうえを裸足で走ったりなどで新記録を出した業績で最も知られている。最近では、意識的な呼吸や寒冷暴露の習熟に専念する独自のテクニックで一大ビジネスを築いており、そのコースは世界中で受講できる。 「ヴィム・ホフ・メソッド」実践者に見られた変化 これまでの研究でも、こうしたテクニックの生理的・心理的な効果の評価が試みられたものの、ほとんどの場合、確固たる結論を出すには規模が小さすぎた。

    「ヴィム・ホフ・メソッド」には効果があるかもしれない 新研究で示唆 | “冷ややか”なツッコミも…
  • 「ビットコインの価格が高騰する理由」を米経済紙があらためて解説 | 価格が大幅に変動するのはなぜか

    クーリエ・ジャポンのプレミアム会員になると、「ウォール・ストリート・ジャーナル」のサイトの記事(日・英・中 3言語)もご覧いただけます。詳しくはこちら。 先週、暗号資産(仮想通貨)ビットコインが記録的な高騰を見せたのはなぜか? この世界最大の発行数量を誇る暗号資産のファンたちは、昔ながらの需要と供給の法則によるものだと言う。 金・石油・大豆など、どんなコモディティー(国際商品)の価格でもそうであるように、ビットコインの価格も需要の変動に敏感だ。その需要は、ビットコインの現物を直接保有する上場投資信託ETF)の取引が1月に米国で始まった後に急増した。それ以来、投資家はこの種のETFに数十億ドルを注ぎ込んだ。こうした資金流入により、各ETFは需要に応えるためにビットコインを購入し、価格はつり上がった。

    「ビットコインの価格が高騰する理由」を米経済紙があらためて解説 | 価格が大幅に変動するのはなぜか
  • 270人待ちの大人気「読書パーティー」を覗いてみたら | 読書って“美しい”から

    読書会」と聞くとなんだか意識の高い人たちの集まりのようで、敷居が高く感じてしまう。でも、「読書パーティー」なら? 米国ニューヨーク、ブルックリンで4人の若者が始めた「読んでしゃべる」集いが、人気を博している。 「初心者の過ちを犯しましたね」。若い女性にそう話しかけられた。 ブルックリン、ウィリアムズバーグにあるバー「フォー・ファイブ・シックス」に入ってから、まだ3分も経っていない。バー入店後3分以内の過ちは個人新記録だ。 「何がいけなかったのかしら」と私は尋ねた。 「背もたれのない椅子を選んだこと」だと彼女は言って笑った。 その通りだった。確かに私は飲み物を手にした後、背もたれのないベンチに座っていた。通常の夜遊びで「背もたれ」が話題になることはあまりない。だが、この晩は違った。 12月の寒い月曜の夜、65人が「リーディング・リズムズ」というイベントに集った。それは「読書会」ではなく、「

    270人待ちの大人気「読書パーティー」を覗いてみたら | 読書って“美しい”から
  • 「昆布」が気候変動に苦しむアラスカの“救世主”になろうとしている | 困窮する先住民の暮らしを救えるか?

    地球温暖化が進み、従来作っていた農作物を作るのが難しくなるなど、人々の暮らしを支えてきた産業が各地で脅かされている。そんなアラスカで注目されるのが「昆布」の養殖だ。日人の生活に馴染みの深い海藻は、現在「スーパーフード」として世界から注目を集めているという。 注目を浴びる「海藻」 デューン・ランカード(64)は、アラスカ南東部沖のシンプソン湾で刺し網漁船を走らせていた。海面には日光に照らされた浮標が広がっている。その水面下には2万平方メートルもの養殖場が広がっていた。 アラスカ先住民族である彼は、同地で数十年にわたって漁業を営んできた。同時に先住民による環境保全団体を運営し、約4000平方キロメートルの環境を守ってきた。しかし、アラスカではこれまで狩猟の対象としていた野生生物やサケの個体数が減少している。そこで彼は、昆布の養殖を始めた。 「当初は、海の酸性化と温暖化、海面上昇にどう対応し

    「昆布」が気候変動に苦しむアラスカの“救世主”になろうとしている | 困窮する先住民の暮らしを救えるか?
  • テイラー・スウィフトの“絶大な経済効果”はアジア諸国に緊張をもたらした | アジア圏ではシンガポールと日本のみでツアー開催

    クーリエ・ジャポンのプレミアム会員になると、「ウォール・ストリート・ジャーナル」のサイトの記事(日・英・中 3言語)もご覧いただけます。詳しくはこちら。 アジアで強力な経済力を誇る国々が、世界で実証済みの経済成長のエンジンの一つを手に入れようと競い合っている。米国のポップスター、テイラー・スウィフトさんのことだ。公演先に選ばれた数少ない幸運な国はひともうけしているが、選ばれなかった国はスウィフトさんの曲のようには「吹っ切る(Shake It Off)」ことができずにいる。 スウィフトさんはアジアでの公演を日とシンガポールの2ヵ国のみで開催する。熱心なファンは必要な距離の移動はいとわないだろうと彼女はみているのだろう。そう考えるのももっともだ。

    テイラー・スウィフトの“絶大な経済効果”はアジア諸国に緊張をもたらした | アジア圏ではシンガポールと日本のみでツアー開催
  • フィリピン政府が“出稼ぎを禁止”するほど酷い「韓国の外国人労働者の扱い」 | 労災は全国平均の3倍

    における外国人労働者数は200万人を突破し、今後もさらに増加することが予測される一方、彼らへの偏見や賃金未払い問題など、解決すべき課題は山積している。だが、それはお隣の韓国でも同じなようだ。米紙「ニューヨーク・タイムズ」が、韓国の外国人労働者が置かれた過酷な状況を取材している。 ヘルメットをもらえず、頭蓋骨を骨折 人口減少と高齢化にあえぐ韓国は、工場や農場での労働力を、ますます外国人労働者に頼るようになっている。韓国政府は発展途上国からの労働者の受け入れ上限を2倍以上に拡大するなどして、労働力の維持・確保に努めている。 韓国に来た外国人労働者はたいてい、小さな工場か、人里離れた農村や漁村で働く。彼らが従事するのは、地元住民にとってはあまりにも汚く、危険で、賃金の低い仕事だ。彼らの多くは、利己的な上司や非人道的な住環境、差別などに耐えながら生活している。 バングラデシュ出身のチャンドラ・

    フィリピン政府が“出稼ぎを禁止”するほど酷い「韓国の外国人労働者の扱い」 | 労災は全国平均の3倍
  • エヴァ・イルーズ「左派の一部が反ヒューマニストになってしまった」 | 著名なユダヤ人社会学者に聞く

    エヴァ・イルーズは、2022年に「社会学で最も影響力のある女性トップ10」に選ばれたほどの優れた研究者だ。ユダヤ人であり、イスラエルの大学でも教えるイルーズは学者として、個人として、ハマスとイスラエルの戦争をどう捉えているのか。米大手ユダヤ系メディア「フォワード」が聞く。 この記事は米大手ユダヤ系報道機関「フォワード」で最初に掲載されたものです。フォワードの無料ニュースレター登録はこちら。 2023年10月にハマスがイスラエルで1200人以上を虐殺し、イスラエルが容赦ない軍事報復に出て以降、さまざまな解説がとめどなく噴出してきた。だが私が読んだ限りでは、フランス系イスラエル人の学者・知識人エヴァ・イルーズの解説に匹敵するほどの、痛烈さと感性、研ぎ澄まされた知性、そして深い感情が入り交じったものはない。 イルーズの研究の焦点を考えれば、それは当然だ。旧来の概念を打破してきた、影響力のある社会

    エヴァ・イルーズ「左派の一部が反ヒューマニストになってしまった」 | 著名なユダヤ人社会学者に聞く
  • ヒトラーの「マスコット」にされたユダヤ人少年の壮絶な生涯 | アレックス・カーゼムが封印した戦争の記憶

    1942年、その小さな体にナチスの制服をまとい、短い散弾銃を持たされ、ヒトラーの「マスコット」になった少年がいた。ユダヤ人であることを隠してホロコーストを生き延び、半世紀後に秘密を明かしたアレックス・カーゼムの壮絶な生涯に迫る──。 その話はあまりに衝撃的で、多くの人にとって信じ難かった。 母親が6歳の息子に、朝には兵士たちが家にやってきて、一家全員殺されるのだと告げた。死にたくなかった少年は夜陰にまぎれて家を抜け出し、森の中に隠れた。 そこから住民たちが取り押さえられるのが見えた。雪に覆われた木々の間に身を潜めていたアレックス・カーゼム(当時はその名前ではなかった)は、家族全員が殺害されるのを目撃したのだ。 そして少年はベラルーシの森の中で生き延びた。氷点下の寒さのなか、何ヵ月耐えたのかもわからない。料を求め、あちこちに放置された遺体を探った。夜になると、オオカミから身を守るために木に

    ヒトラーの「マスコット」にされたユダヤ人少年の壮絶な生涯 | アレックス・カーゼムが封印した戦争の記憶
  • 半導体大手JSR買収が「日本企業は劇的に変わる」という期待を打ち砕いた | 海外投資家「政府がダメなら買えない…」

    サムスンやTSMCも不安視 そもそもこの買収を産業革新投資機構(JIC)に持ちかけたのは自分たちだった──JSRはそう主張する。2022年11月のことだったという。 JSRの米国人CEOエリック・ジョンソンは紙に対し、企業の国際競争力の強化に力を入れるJICの支援を受けられれば、日の半導体産業の統合に弾みがつくと考えたと話す。

    半導体大手JSR買収が「日本企業は劇的に変わる」という期待を打ち砕いた | 海外投資家「政府がダメなら買えない…」
  • 「何もかもが変だ」…英紙が日本半導体大手「9000億円買収」の真相を暴く | 本当に政府の「民間への介入」ではないのか

    2023年6月、日の半導体素材大手JSRが、投資ファンドによる買収を受け入れると発表した。買収総額は推定9000億円に上る。 JSRの名を知る日人は多くはない。だが同社は、半導体の基盤に集積回路パターンを転写するフォトレジスト(感光材)のトップメーカーで、サムスン電子や台湾積体電路製造(TSMC)、インテルなどを顧客にもつ。 フォトレジストは、半導体産業のなかで日企業が高いシェア率を誇る数少ない分野だ。 だがJSRの買い手が産業革新投資機構(JIC)であることが判明すると、関係者はいっせいに眉をひそめた。JICは日政府から資金提供を受ける官民ファンドで、その投資は経済産業省の監督下にある。同省は旧通商産業省の時代に企業に対して介入主義的な政策をとり、戦後日の驚異的な経済復興を支えた。 JICが東証プライム市場に上場する株をTOB(株式公開買い付け)した後、JSRは株式を非公開化す

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  • おじさん記者がZ世代で流行りの「21時就寝」を1週間試してみたら… | 「まるでよちよち歩きの子供だ!」

    Z世代のあいだでは、午後9時に眠るのが流行っているらしい──そんな情報をキャッチした60歳の記者が、20代の若者のマネをしてしてみることに。自身に課したこの1週間チャレンジで、おじさんは何を悟ったのか? 生涯にわたって、午後9時にしていることといえば多岐にわたるだろう。テレビを観る。を読む。パブで一杯飲む。レストランを出て映画に行く、あるいはその逆。幼い子供がいる場合、9時といえば普通、自分自身の貴重な時間の始まりで、わずかな時間帯をここぞとばかりに楽しむに違いない。私も年をとったので、その時間は外で過ごすより家にいるほうが多くなった。だが、夜9時の行動として考えもしなかった唯一のことがある。就寝だ。 しかし、米「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙によれば、午後9時がいま、就寝時間としてアツいのだという。お疲れ中年世代ではなく、なんと20代のあいだで流行しているそうだ。どうやらいまどき

    おじさん記者がZ世代で流行りの「21時就寝」を1週間試してみたら… | 「まるでよちよち歩きの子供だ!」
  • 漫画大国フランスがついに「少女漫画」の魅力に気づきはじめた | 70年代の日本作品が半世紀を経て上陸

    世界第2位の「漫画消費国」といわれるフランス。日漫画が絶大な人気を誇るなか、これまであまり評価されてこなかったのが少女漫画だ。だが、ついに「shôjo」にも光が当てられはじめた。それには、熱烈なファンの力もある。 「絶対にアングレームに行かなくては」──ブログ「Club Shôjo」の管理人、オードリー・マニスカルコはそう決意していた。彼女が興奮する理由は、漫画家・萩尾望都(はぎお・もと)の来仏だ。2024年1月、フランス南西部の街アングレームで開催されたヨーロッパ最大級の漫画の祭典「アングレーム国際漫画祭」では、彼女の栄誉を称え、特別回顧展が催された。 1949年生まれの漫画界の巨匠、萩尾望都は、永遠の若さに囚われた吸血鬼一族を描いた『ポーの一族』(小学館)の作者だ。1970年代に日で出版されたこの傑作がフランスに上陸したのは、2023年になってからだった。フランス語版を出版したアカ

    漫画大国フランスがついに「少女漫画」の魅力に気づきはじめた | 70年代の日本作品が半世紀を経て上陸
  • ユリア・エブナー「現代は“デジタル中世”、このままでは非常に危険だ」 | 過激主義組織に覆面調査員として潜入した研究者の警告

    ロンドンのシンクタンク「戦略対話研究所」に勤めるユリア・エブナー(32)は世界各国の過激主義組織の戦略を探るために覆面調査員として潜入した。 この潜入調査について記した書籍『ゴーイング・ダーク 12の過激主義組織潜入ルポ』の続編となる『ゴーイング・メインストリーム 過激主義者はどのようにして台頭しているか』(未邦訳)では、過激派政党が選挙で躍進するなど、いかにして急進的な思想が社会の中心部に入り込んできたかに迫っている。 新著の出版を機にスペイン紙「エル・パイス」のインタビューに応じたエブナーが、匿名掲示板や代替SNS、インターネット・ミーム、金もうけ優先のアルゴリズムなどのテクノロジーが過激思想主義者の活動においていかに重要な役割を担っているかについて話した。 周縁部にあった思想に勢い ──過激思想はどのようにして社会の中心に入り込んできたのでしょうか? 私が見たところでは、新型コロナウ

    ユリア・エブナー「現代は“デジタル中世”、このままでは非常に危険だ」 | 過激主義組織に覆面調査員として潜入した研究者の警告