「僕はマネージメントに興味がありません。」新卒・転職時とも面接時に僕はこのようなセリフを吐いた。嫁さんからは「精神的に向上心の無いものは馬鹿だ」と言われたが、僕の本心なのでしょうがない。理由の半分は本当にマネージメント業に興味が全くわかないから(技術職バンザイ)、そしてもう半分は僕にマネージャーを務めあげるほどの能力がないと判断したからだ。 これまで僕は何人もの上司の元について来た。個性はいろいろ、部下の扱いもバラバラで的確に急所を抉ってくるような人から承認印フリーなお方までバラエティに富んでいた。しかしただ一つ共通点が見つけられた。それは頭の良さやコミュニケーション能力なんて上辺のものではない、単純な生命力の強さだ。 僕が働き始めて違和感を覚えたのはいつだったろうか。新人の残業が解禁されたあたりだったか。その時僕はそれなりに炎上しているプロジェクトにいて、毎日が第二定時帰り(22時あたり