衝撃的なタイトルの本である。しかし著者はこのタイトルを決して奇をてらったわけではないと言い、本書を書いたきっかけについて次のように述べている。 家族の問題に介入する中で幾度も耳にするようになったこの言葉に、非常に危機感抱いたからです。私はこの言葉の背景に、「面倒なもの」「危ないもの」「厄介なもの」を徹底して排除しようとする、家族そして社会の姿が見えるような気がしています。本当にそれでいいのだろうか?と強く思ったことが、筆を執るきっかけとなりました。(P.280 あとがき) 「子供を殺してください」という親たち (新潮文庫) 作者: 押川剛 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2015/06/26 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件) を見る 著者の職業は、病気の自覚のない精神を病んだ人を説得して医療につなげる「精神障害者移送サービス」である。 全体の半分を占める第1章「ドキュ
![[ま]「子供を殺してください」という親たち/親子の問題だと突き放せるほど楽観的な問題ではない @kun_maa - [ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/27e8e8689483b42ae2e1279b9bfa21d85c9444eb/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F61NZIyVsAVL.jpg)