東京都の小池知事は電線などを地中に埋めて電柱をなくす「無電柱化」の最新技術を紹介する展示会に出席し「一本も新しい電柱は立てないという覚悟を持って進む」と述べて、都内の無電柱化を加速させる考えを示しました。 そのうえで「いま、あちこちで災害が多発している。災害時の電力の確保は重要だし無電柱化することで助かる命がある。一本も新しい電柱は立てないという覚悟を持って進む」と述べて、都内の道路の無電柱化を加速させる考えを示しました。 都は3年後の東京大会までに、競技会場などが集中する中心部の都道をすべて無電柱化する計画を掲げているほか、6月の都議会では都道での電柱の新設を原則禁止するなどとした条例が成立しています。一方で、一般的な工法で1キロメートル当たり5億円を超えるとされるコストが普及の障壁となっていて、コスト削減につながる技術革新が課題となっています。