韓国系アメリカ人で作る市民団体が、首都ワシントンの近郊に設置した慰安婦問題を象徴する少女の像の除幕式を行い「日本政府に対し、真摯(しんし)な謝罪と賠償を求める」と訴えました。アメリカの首都近くに少女像が設置されたことで、悪化する日韓関係の新たな懸念材料になりそうです。 式典で団体の代表は、アメリカの首都の地域にこの像を設置した意義を強調したうえで「日本政府に対して、引き続き、戦時中の性暴力の被害者に真摯な謝罪と賠償を求める」と述べました。 また、韓国から招かれた元慰安婦のキル・ウォンオク氏は、市民団体が作った詩を朗読し「日本政府は私の青春と夢を奪った」などと非難しました。 市民団体によりますと、こうした少女の像の設置はアメリカでは南部ジョージア州や西部カリフォルニア州などに続き5件目で、団体では今後も、首都ワシントンの公園や公共施設などに設置するため、働きかけを続けていくとしています。 ワ