記事のタイトルに惹かれてクリックしてみたものの、期待と全く違う内容でだまされた――。フェイクニュースと並んでネットメディアの信頼を損ねているのが「クリックベイト(釣り記事)」。この撲滅に乗り出したのが、ニュースアプリ大手のGunosyだ。 同社が取り組んでいるのが、ニュースアプリ「グノシー」の利用状況データを使ったクリックベイト対策技術の開発である。グノシー内で配信するニュース記事の閲覧傾向やアプリの操作に関するデータを分析して、利用者がどの記事をどのくらい読んだかを把握。クリックベイトと思われる記事の候補を自動的に見つけ出せるようにして、アプリ内で表示する優先度を下げたりそもそも表示しないようにしたりする。 「ニュース記事をはじめとするコンテンツに対する利用者の信頼は当社の収益、ひいてはサービスそのものへの信頼に直結する。サービスを健全に成長させるため、クリックベイト対策は急務だ」。Gu