米国ワシントン大学の研究チームが、人間同士の脳をインターネット経由で繋いで他人の体を遠隔操作する実験の再現に成功したそうだ。同大は2013年に研究者2人で同じ内容のデモンストレーションをしているが、今回は非研究者6人3組での実験に成功しているとのこと(Engadget Japanese)。 今回の実験での正確性は25%から83%と、各ペアの差が顕著に現れる結果となったが、失敗の多くは送信者が正確に動作を考えなかったことが原因で、情報の転送量は十分だったとしている。ゆくゆくは教師の知識を学生の脳に直接移植する「脳個人指導」(brain tutoring)も可能になるだろうとしている。 送信者の脳波を読み取ってネット経由で送信し、受信者は腕の動きを司る脳の部位に向けて当てたTMS(Transcranial Magnetic Stimulation、経頭蓋磁気刺激)コイル経由で信号を受信するとい